
伝統工芸、南部鉄器の作り方。手づくりの技法、焼型とは?
南部鉄瓶をつくるには、まずデザインを考えることから始まります。デザインが決まると鋳型を作り、中に溶かした鉄を注ぎ込み、冷めたら鋳型から取り出し、釜焼きの後着色し、鉉をつけて完成します。こう書くとシンプルではありますが、製造にはゆうに100を超える工程があるそうです。そしてそのほとんどの作業が熟練の技を必要としています。
製造過程や工法は工房によって異なる進化を遂げているためあまり公開されていませんが、今回は、「焼型」での南部鉄器の作り方をご紹介してまいります。