東京銀器
東京銀器は主に東京都で作られている金属工芸品です。伝統的に使用されてきた原材料は銀で、地金の銀には純度92.5%以上のものを用います。
1979年、国の伝統的工芸品に指定されています。
東京銀器の歴史の始まりは江戸時代中期です。当時、銀師(しろがねし)とよばれる銀器職人や、櫛、かんざし、神興金具等を作る金工師とよばれる飾り職人があらわれ、町人の間でも銀器や銀道具が親しまれていました。
東京銀器の技術・技法は鍛金師、彫金師、仕上師とよばれる職人たちによって受け継がれています。「鍛金」、「彫金」などの技法を駆使し、ほとんどは職人の手作業で各種の品を製造しています。