深川硝子工芸
【北海道】
深川硝子工芸は1906年にガラスビンの製造を目的として創業しました。当時は塩や薬品の保存ビンを製造していましたが、昭和中期ごろより業務転換を行いガラス食器の分野へと参入しました。
それから今日まで業務用食器や生活雑貨、カットグラスなどの高級食器と多岐にわたるガラス製品を作り続け、先人たちの築いた「吹きガラス」の技術を脈々と受け継いでいます。
現在、クリスタルガラスの製造で国内の重要な位置を占めています。色と色の組み合わせにこだわり、今までにはない新しいガラスの可能性を追求し続けています。
また、環境への取り組みとして、切子作業時に発生する廃液を遠心分離処理後に、沈殿・濾過装置などで固形化させる対応や、廃水・雨水は作業用水として社内で濾過・再利用するなど積極的に取り組んでいます。
モノがあふれている時代だからこそ、自分たちの手にしか生み出せない「ものづくり」のあり方に挑戦し続ける企業です。
小樽切子とは
小樽発の切子を表現するため「深川硝子工芸」から生まれました。小樽切子は色ガラスの上に色ガラスを被せ、そこに文様を刻んでいきます。これによって多くの色の組み合わせを楽しむことが出来、独創性に富んだカットを刻むことで、今までにはない新しいガラスを表現しています。
小樽切子は、旧来より切子の最終工程である磨き作業を熱処理で行なうことで、ガラスの表面の鋭角を取り除き、カット面を丈夫で傷つきにくくし、永く愛用して頂けるよう加工されています。