瀬戸焼
愛知
瀬戸焼は、愛知県瀬戸市を中心に生産される日本を代表する陶磁器です。その歴史は古く、日本六古窯のうちにひとつとして数えられます。室町時代以降に大きく発展してきました。この発展の背景には、瀬戸市の恵まれた陶土資源があります。
瀬戸焼には、陶器と磁器の両方が生産されるという特徴があります。陶器では、国の伝統的工芸品「赤津焼」に代表される釉薬を駆使した装飾が特徴的で、磁器には「瀬戸染付焼」に見られる呉須(ごす)という顔料を使った美しい青色の絵付けがあります。
さらに、瀬戸焼は多様なスタイルと技法で知られています。青磁、白磁、赤絵など、実にバリエーション豊かです。各窯元が熱心に技術を磨き、高品質な製品を生み出し続けているのが魅力の一つです。
現代の瀬戸焼では、伝統的な技術とデザインに加えて、時代のニーズに応える新しい試みも見られます。オンラインストアや展示会を通じて、国内外で幅広く愛されています。
特に、瀬戸焼の美しさと実用性から、日本の食文化やライフスタイルに深く根付いた存在となっています。日常の食器としても人気が高く、外国人観光客にも人気の高い伝統工芸品の一つです。
瀬戸焼は、長い歴史と優れた技術に支えられ、今なお多くの人々に愛され続けています。その魅力は尽きることがありません。
伝統工芸の魅力:
日本古来から生産が続く6つの窯“六古窯/ろっこよう”とは
瀬戸焼のブランド一覧
m.m.d.(エムエムディー) / 愛知県瀬戸市
2014年に生まれた「瀬戸焼」の食器ブランドです。1300年もの伝統が息づく焼きものの町、愛知県瀬戸市で培われた確かな技術・熱い思いをもつ窯元や工房と協業しながらものづくりを行っています。
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中外陶園 / 愛知県瀬戸市
中外陶園は、1952年の創業以来、瀬戸で生まれた「セトノベルティ」と呼ばれる陶磁器の置物製造技法を用い、置物に特化したものづくりを続けてきました。明治期に瀬戸で全国初の石膏型を用いた招き猫の生産を始め、その伝統技術を現代に受け継ぎ、招き猫や干支置物、季節飾りなど、時代に合わせた縁起物を製造しています。