輪島塗
石川

輪島塗とは
輪島塗とは、日本の石川県輪島市周辺で伝承される、漆を使った塗り物技術のことです。 高い技術力と品質により、輪島塗製品は美術工芸品や家具、建築材料などに幅広く用いられており、現状から高い評価を得ています。
輪島塗の歴史・技術
漆は、縄文時代から人類が使い続けてきた貴重な素材で、その優れた特性は一万年以上経っても変わらずに現代まで受け継がれています。また、その塗り技術は石川県輪島市で代々伝承され、丈夫で美しく、修理も容易な「輪島塗」という素晴らしい技術が生まれました。 「輪島塗」という名を冠する製品は、約120の独自の工程を経て作られます。そして加飾の工程に分かれ、職人たちが分業することでそれぞれの技術を最大限に引き出すことができ、高品質な輪島塗製品が完成します。
【木地】木材は山で約3年~4年、里で1年ほど寝かしてから木地を作ります。 厳選された木材を、挽き物・指物・曲げ物、それぞれの職人が作製します。
【塗】輪島特有の地の粉(珪藻土)を漆に混ぜ、下地・中塗・上塗と何度も繰り返し重ねる事で、深みと強度が出ます。
【沈金】ノミで塗の表面を彫刻する技法です。他の産地とは異なり、深さ・秘密さがあり、人間国宝、芸術院会員の両最高峰を輩出しています。
【蒔絵】漆で描きそこへ金を蒔く技法です。平蒔絵・高蒔絵・研出し蒔絵など多数の技法を組み合わせ、色漆を組み合わせた鮮やかなものもあります。

輪島塗のブランド一覧
大藤漆器店/石川県輪島市
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田谷漆器店/石川県輪島市
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