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日本の心を贈る

匠の技と美が詰まった工芸品

日本の心を学び、贈ってみてはいかがでしょうか?

日本工芸堂では、変わらぬ本質を守りながらも、新しい変化を受け入れる「不易流行」の工芸品を扱っています。 「日本の心を贈る」特集では、「変わらぬ本質」部分である、日本の歴史や伝統、作り手の技術や努力にフォーカスを当て、逸品をご紹介しています。この機会に日本の歴史や習慣を学び、日本の心に根ざした工芸品を、大切な人や自分に贈ってみてはいかがでしょうか。匠の技と美が詰まった陶磁器、漆器、鋳物、樺細工、硝子などをセレクトしましたので、じっくりとお楽しみください。


~世界でも評価されてきた日本の工芸品~

今からちょうど150年前の1973年、ウィーン万博が開催され、初めて日本が公式参加しました。日本からは全国各地の工芸品が出品され、その中には、佐賀県の有田焼や青森県の津軽塗も含まれていました。日本の工芸品の美しさは世界でも高く評価され、以降、工芸品は輸出品として数多く世界へ羽ばたいて行きました。

1.400年の歴史を誇る 有田焼

世界的に最も高く評価されてきた日本の工芸品の1つが有田焼です。有田焼の特徴は長い歴史と華やかな絵付け。約400年の歴史を有する、日本で初めて作られた磁器です。佐賀県の有田町で作られており、白い素地と華やかな絵付けが美しく、その文様もさまざまです。全体に草花が散りばめられた「古伊万里様式」の文様が豪華な賞美堂の深皿は、目を引く美しさでギフトにもおすすめです。実用品として使うだけでなく、美術品として見て楽しむこともできる逸品です。

賞美堂

>ヨーロッパ宮廷をも魅了した「有田焼」の美

2.何度も塗り重ねられた 津軽塗

何度も漆を塗り重ねては研ぎ、手間ひまかけて独特の模様を生み出すのが特徴的な津軽塗。正気ではないほど丁寧に漆を塗り重ねることから、通称「バカ塗り」とも呼ばれています。その代表的な模様である「唐塗」は、異なる色の漆を塗り重ね、研ぎ出して色漆の層を見せることで、独特の模様を浮かび上がらせています。ほかにも、菜種を使って細かな輪の模様を出す「ななこ塗」などユニークな塗り方が多く受け継がれています。どれも色や塗りの表情が独特で1つとして同じものはなく、ひと味違う贈り物を探している方にもおすすめです。


~日本の暮らしに寄り添ってきた日常の逸品~

日本の文化として、「茶」の文化が思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。鉄瓶、急須、湯吞み、茶筒、茶み(茶さじ)など、お茶にまつわる工芸品は多く存在します。鉄瓶は、単にお湯を沸かすだけでなく、鉄分を補給することにも役立ちます。毎日飲むお茶から鉄分を補給し、心も温まり、心身ともに健康に冬を乗り越えるために、今の時期に鉄瓶を贈ってみてははいかがでしょうか。

3.伝統製法で手づくりにこだわる 南部鉄器

熟練の技により、一生モノとして長く愛用できる、岩手県の南部鉄器。鋳型に鉄を流し込んで作る鋳物の代表的な工芸品です。「質実剛健」のイメージですが、丁寧に施された「アラレ」とよばれる小さな丸い粒模様などからは、作り手のぬくもりも感じられます。かつては大名への贈答品としても用いられ、現在は海外でも認知されるなど、高いブランド力を誇る工芸品です。

 

~失われた伝統技術の復活~ 

日本各地で様々な伝統技術が受け継がれていますが、職人、道具、材料などの不足により、継承が難しいものや既に失われてしまった技術もあります。しかし、一度は途絶えてしまった伝統技術が、現代の人の熱意と努力によって復活する場合があります。ものづくりに対する日本の心が、伝統文化を絶やさず、発展させていく原動力となっています。

4.大正時代の技術の復活 大正浪漫硝子

大正浪漫硝子明治大正時代に人気があった「乳白硝子」を復活させたのが、廣田硝子の「大正浪漫硝子」。和ガラスの伝統を守り現代に活かす、メーカーの熱意によって復刻した、貴重な技術です。色がついて見える部分は着色しているわけではなく、ガラスに急激な温度変化を加えることで、乳白色が生まれるそうです。かわいらしい模様やかたちと、どこにでも馴染みやすい色味で、相手を選ばず贈りやすい工芸品です。

廣田硝子

  

~日本人の愛する花、桜~

日本を代表する花といえば「桜」。日本全国に桜の名所があり、今でも花見は日本人の楽しみの一つですよね。現在ではソメイヨシノが代表的ですが、江戸時代までは花見といえば山桜が対象だったそう。工芸品にも、桜の花を取り入れたデザインが数多くあります。それに加え、山桜の樹皮の表情を楽しむことができる工芸品もあることをご存知でしょうか。

5.桜の自然美 樺細工

桜の樹皮の素材の美しさを感じられるのが、秋田県の伝統工芸品である樺細工。「樺」なので白樺などを思い浮かべるかもしれませんが、実は山桜の樹皮を使用しています。木地に薄く削った山桜の樹皮を貼り、ならし、表面を研ぐことで、樹皮の表情を活かした美しい逸品が生まれます。生木から樹皮を剥ぐ職人を「樺剥ぎ」といい、山桜の樹皮は剥いでも再生するため、適切に採取することで持続的な生産が可能です。

樺細工

日本の心を学び、贈る

ここで紹介した工芸品だけでなく、日本で伝統的に受け継がれてきた美しい品々や、匠の技が、日本全国に存在しています。普段はなかなか触れる機会がない方も、「日本の心を贈る日」をきっかけに、日本の工芸品について学び、「実際に手に取ってみたい」「大切な人に贈りたい」と思っていただけたら嬉しいです。

 

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