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記事: 特別なお祝いには特別な伝統工芸品のギフトを

特別なお祝いには特別な伝統工芸品のギフトを
#工芸を知る

特別なお祝いには特別な伝統工芸品のギフトを

ギフトは、贈る側も贈られる側も幸せな気持ちになれるツールのひとつです。何かの記念やお祝いの際には特に、贈り物選びは重要な項目です。今回はそんな、大切な人への贈り物にぴったりの伝統工芸品を紹介します。

ギフトと伝統工芸品は相性バッチリ

みなさんは誰か大切な人やお世話になった人へのギフトを選ぶ際、何を基準に選んでいるでしょうか。相手のイメージに合ったもの、好みや欲しいものが事前に分かっていれば、贈り物もおのずと絞られてきます。

ところが、時にはなんの情報もないまま贈り物を選ばなければいけないこともあります。そんなときでも間違いなく相手に喜んでもらえる贈り物として、伝統工芸品をおすすめします。

伝統工芸品は、日本の各地で古くからその高度な技が受け継がれてきた、日本を代表する工芸品。かつては将軍や貴族に献上されたり、地域産業の発展に貢献してきたりと、上質な品物として取り扱われてきたものが数多く存在します。

職人が知恵を絞り、想いをこめて作り上げた工芸品は一生使えるようなものも多く、まさに特別なギフトにぴったりといえるでしょう

 

 

結婚祝いにはペア商品を

結婚祝いの贈り物には、夫婦で使えるようなペアの品物がベスト。二人の門出を祝い、これからの未来に末永く使えるようなものがいいでしょう。日常使いできるものを選ぶなら、やきものや漆塗りの食器などがおすすめです。

石川県の九谷焼は色彩鮮やかで豪華な色絵装飾が特徴であり、祝いの品にはぴったりです。華やかな草花模様が描かれた食器やマグカップ、また金沢で有名な金箔があしらわれたビアカップなど、縁起のいい商品も多数あります。

また、漆器の夫婦椀や箸などもおすすめ。石川県の山中漆器や福島県の会津塗など、各地に受け継がれてきた漆器のほか、都内には宮内庁御用達の漆器店などもあります。

漆塗りならではの光沢と繊細な模様が美しい蒔絵が施された上品なお椀もあれば、日常になじむように極力シンプルに仕上げられたものなど、漆塗りとひと言で言ってもさまざまなデザインがあるので、選ぶのも楽しいです。

漆塗りの箸は名前を入れるサービスを行っているところもあるので、世界で一膳だけの箸をプレゼントするのもいいでしょう。漆器は丈夫で長持ちするものなので、末長く使ってもらえるギフトにぴったりです。

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出産祝いには、子どもの暮らしに合わせた工芸品

出産祝いには、お父さんお母さんが喜ぶ実用的なものをプレゼントとすることもできますし、赤ちゃんが楽しめるようなものをプレゼントするのも一つの手です。
愛媛県西予市では、地元での製造が盛んな和紙を使った子ども向けのおもしろいおもちゃが作られています。手すき和紙のボールです。

和紙と木材のみを使ったボールは、日常で和紙に触れる機会が減ってしまった今、少しでも和紙に触れて楽しんでもらいたいと和紙漉き職人が作り出したもの。

日本の名水百選に選ばれた湧き水で漉かれた和紙のボールには、自然の恵みと温もりが詰まっています。網目模様のような白いボールは見た目も鞠のようにかわいらしく、和紙独特の柔らかさが生み出す不規則な動きや中に入っている鈴が奏でる音などを、五感で感じて遊べるおもちゃです。オブジェとして飾っておくこともでき、子どもだけでなく大人の心も癒してくれるアイテムとして人気です。

定年・還暦の送別品には品格あるギフトを

定年退職祝いや還暦祝いの場合、今までの功績やお世話になったことに対する感謝の気持ちをこめて、ギフトには品格ある品物を選びたいです。富山県の高岡鋳物は、キラリと耀く素材が上品さを醸し出しており、品格ある贈り物にぴったりです。その他では薩摩切子、江戸切子、南部鉄器は人気です。

高岡銅器の「喜泉」ブランドが提供する品物には、素材の魅力と向き合いたどり着いた独自のスタイルがあります。高度な伝統技術に支えられ実現したデザインは、華美でも素朴でもなく端整な佇まいがあります。確かな質感と豊かな時間を与えてくれうる商品はまさに長年の功労の労いにうってつけです。

薩摩切子、江戸切子はガラス工芸品の中で一番人気です。色の繊細さとカットの美しさ、精巧さは贈られた方に喜んでいただける品です。南部鉄器は質実剛健で実用的でもあり、鉄分を取れるなどのメリットも人気の点です。

>南部鉄器取り扱い品一覧はこちら
>薩摩切子取り扱い品一覧はこちら
>江戸切子取り扱い品一覧はこちら

外国人が喜ぶ贈り物

日本の匠の技を象徴する伝統工芸品は、外国人への贈り物にも人気。日本文化の美しさを伝えるのにぴったりです。「Floyd」というブランドがデザインしたのは、富士山をモチーフにした江戸切子のおちょこ。江戸切子特有の瑠璃と紅の2色を使って、それぞれ雪が積もった青富士、赤富士をイメージしたガラスの器はオブジェとしても楽しませてくれます。

また、日本らしいギフトとしては急須も人気です。山形県の山形鋳物工房「鋳心ノ工房」が手がける急須は、保温性があり素材も丈夫で、長く使える機能性抜群の優れもの。

モダンなデザインのティーポットもさまざまな種類が用意されており、外国人でも使いやすいのがありがたいです。最近はお茶も注目され始めていますので、日本の誇れる文化を紹介する気持ちでプレゼントしてみましょう。

海外の重要なお客様には、兜製造の技術を基に作成されているボトルアーマーもとても喜ばれています。まさしく、そこに大名、武士が現れたような出で立ちです。

 

まとめ

シンプルなものから上品で豪華なものまで、さまざまなシーンに合わせてギフトを選べるのが伝統工芸品の魅力。一生に一度の記念となる、あるいは感謝の気持ちを伝える贈り物に、これらの工芸品を取り入れてみてはいかがでしょうか。

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