コーヒーがもっと味わい深くなる、工芸の器

コーヒーがもっと味わい深くなる、工芸の器

いつも何気なく飲んでいるコーヒーも器が違えば、味や香りも変化するのはご存知でしょうか。それだけでなく、コーヒーを飲む時間そのものがより上質に感じられます。この記事では、至福のコーヒータイムをより満喫するために、コーヒーカップ選びのポイントとおすすめの工芸カップを紹介します。

コーヒーの器選びのポイント

仕事の合間に飲む一杯、休日にゆったりと過ごす一杯、コーヒー好きにとってはどれも他には変えられない最高のひとときです。しかし、コーヒーだけでなく器にもこだわりをもつだけで、味や香りにより深みが増します。こだわりのコーヒーをより楽しむために、ぜひコーヒーカップにもこだわってみることをおすすめします。

コーヒーカップの「素材」で味が変わる

コーヒーカップを選ぶポイント、それはずばり「素材」です。一口にコーヒーカップと言っても陶器やチタン、木など、さまざまな素材があります。

陶器のコーヒーカップは、保温性に優れており、形や大きさも豊富にあります。また、電子レンジやオーブンに対応している物が多く、耐熱性に優れているので高温の飲み物を注いでも割れる心配はありません。

チタンのコーヒーカップは、軽くて丈夫なだけでなく、コーヒー本来の繊細な風味を際立たせてくれます。保温・保冷性も高いので、コーヒーがおいしい温度を保ってくれます。

木製のコーヒーカップは、軽くて落としても割れにくいのが特徴。自然の温もりを感じられる木の優しい色合いは、コーヒーの味わいをいっそう引き立ててくれます。

コーヒーの味をたのしむ器 ①陶器のカップ

ふもと窯の作家、井上尚之さんのマグカップ

小代焼(しょうだいやき)ふもと窯の作家、井上尚之さんのマグカップ。小代焼とは、熊本県北部で約400年前から焼き続けられている陶器のこと。熊本県の荒尾市にたたずむ小岱山の麓から採れる、鉄分を多く含んだ良質の小代粘土で作られているのが特徴です。

小代焼の窯元、ふもと窯は当主井上泰秋さんとご子息の尚之さん、数名の陶工によって作られています。燃料には松薪を、釉薬となる灰は木や藁など自然のものを使用し、現代に馴染むデザインに自然の温かさを調和させた作品が特徴です。

ふもと窯のマグカップは、コーヒーの深みを引き立てる色合いに力強さも兼ね備えた作品。ぽってりとしたフォルムに丸い取っ手は、可愛がりたくなる魅力があります。

ふもと窯の作家井上尚之さんのマグカップ
小代焼 | マグカップ | 茶 | ふもと窯 ¥6,468[税込]

ふもと窯こだわりのドリッパー

ふもと窯のこだわりのドリッパー。こだわりのハンドドリップコーヒーを淹れるのにドリッパーは欠かせません。ドリッパーもコーヒーカップ同様に素材の違いがあり、陶器やプラスチック、金属などがあります。なかでも陶器のドリッパーは、コーヒー好きの間で人気が高く、高級感のある見た目で多くの人を魅了しています。また、陶器でできているので保温性に優れているのも人気の理由です。

ふもと窯のコーヒードリッパーは、陶器ならではの質感を活かした素朴な風合いで、毎日使っても飽きない普段使いにぴったりの作品です。

ふもと窯こだわりのドリッパー
小代焼 | ドリッパー | 茶 | ふもと窯 ¥6,930[税込]

コーヒーの味をたのしむ器 ②漆器のカップ

山崎又一商店の「とりどりかっぷ」

日常使いで木製食器の魅力を伝える山中漆器のカップ。山中漆器は、「輪島塗」「金沢塗」と並んで知られる、金沢を代表する漆器のひとつです。輪島塗が塗りの技術、金沢漆器が華やかな蒔絵が特徴なのに対して、山中漆器は木目を活かした木地の美しさが特徴です。

山崎又一商店は、素材の良さを最大限に引き出し、人々の生活に馴染む実用性の高い漆器を追求していきました。なかでも「とりどりシリーズ」は、パステルカラーの美しい色合いと透けて見える木目が魅力の人気シリーズ。自然の木目は、同じものは一つとしてなく、すべて違った表情があります。

「とりどりかっぷ」の広がった飲み口は、注いだ瞬間からコーヒーの香りが漂い、味だけでなく香りも楽しみたい方におすすめです。

山崎又一商店 とりどりかっぷ
湯呑み コップ | 山中漆器 とりどりかっぷ | イエロー 小 | 山崎又一商店 ¥4,620[税込]

コーヒーの味をたのしむ器 ③チタンのタンブラー

ホリエの「チタン二重タンブラー」

ホリエの技術を集結して生まれた「チタン二重タンブラー」。これまでの経験や技術をすべて注ぎ込み、1,055℃の窯で焼き上げることによって、高い保温・保冷機能を実現しました。

金属の町、新潟燕三条で金属加工を手掛けるホリエは、加工が難しいと言われていたチタンを使い、日本で最初にマグカップ開発に成功しました。今でもチタンの持つ高い熱伝導性や美しい色合いなどの魅力を活かし、マグカップ、アクセサリー、マドラーなど、幅広い商品を開発しています。

ホリエのタンブラーは、二重構造にすることで外気と飲み物の間に空気の層が生まれ、保温性が高く、冷たい飲み物を注いだときの結露も防ぎます。特に保冷性は、3時間経っても氷が半分以上残っているほど。アイスコーヒーだけでなくキンキンに冷えたビールやコーラを飲むのにも適しています。

ホリエ チタン二重タンブラー
タンブラー | チタン二重タンブラー ブースター 400 | ゴールド | ホリエ ¥19,800[税込]

コーヒーの味をたのしむ器 ④漆のマグボトル

土直漆器の「URUSHI umbrella bottle(うるしアンブレラボトル)」

越前漆器とサーモマグ(thermo mug)とのコラボレーションから生まれた「URUSHI umbrella bottle(うるしアンブレラボトル)」。サーモマグのなかでも人気の高い折りたたみ傘をモチーフにデザインされたアンブレラボトルに、土直漆器の職人が漆器の技術を活かして蒔絵を施しました。七宝や分銅、打ち出の小槌、宝珠などをあしらったデザインは、福徳をよぶ吉祥模様として晴れ着にも使われています。

折りたたみ傘のようなコンパクトサイズは持ち運びにも最適で、荷物にならないのでどこでも漆器の魅力を堪能できます。保温・保冷性にも優れているので、漆のマグボトルにコーヒーを入れれば、おいしい状態のままコーヒーを持ち運べます。

土直漆器 URUSHI umbrella bottle(うるしアンブレラボトル)
越前漆器 マグボトル | URUSHI umbrella bottle(うるしアンブレラボトル) | 波千鳥 | 黒 | 土直漆器 ¥6,600[税込]

いつものコーヒー時間を特別なものに

コーヒーだけでなく器にも気を配ることで、いつものコーヒー時間が何倍にも特別なものに変化します。陶器だけでなく、チタンや木など、さまざまな材質のコーヒーカップがありました。材質によって異なった特徴や機能があるので、それぞれ違いを把握して自分に合ったコーヒーカップを選ぶことをおすすめします。

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