小林漆器

【津軽塗】

津軽塗の小林漆器は、津軽の豊かな伝統を堅持し、昔ながらの伝統的な技術を六代にわたって受け継いでいます。

三百余年の歴史を有する津軽塗は、その堅牢で優美な漆器として知られています。創始は寛文年間に津軽藩で産業開発のために興され、その歴史を通じて確かな技術が受け継がれています。

小林漆器では、漆液の塗り・研ぎ・磨きが38～48回にも及び、これを俗に『馬鹿塗』とも称されるほど、膨大な手間と時間を惜しみなく注いでおります。一作品の完成までには、実に3～6か月もの時間がかかりますが、そのたゆまぬ手仕事が、製品の耐久性と美しさに繋がっています。

津軽を代表する伝統工芸品として、また、日々の生活を彩る実用品として、小林漆器は地域を超えて多くの方々に愛され続けています。その繊細で精緻な技術と、津軽の美しい伝統が、製品に息づいています。