雲錦堂 深津扇子店
雲錦堂の江戸扇子は素材にこだわり、京都産の竹を扇骨に、パルプを少なくした和紙を扇面に使用しています。深津扇子店は伝統的な製法で江戸扇子を作り続けており、素材も日本製の扇子です。扇面が古くなった場合は張替えが可能であり、一生ものとして長くお使いいただくことができます。
皇室扇子御用達・東京都荒川区指定登録文化財保持者
四代目深津鉱三は江戸扇子界のレジェンドであり、皇室御用達となるなどその技術は高く評価されました。東京だけでなく京都でも名声を博し、歌舞伎や落語、日本舞踊の家元からの依頼も多く、多くの人に知られる存在でした。
深津佳子さんは五代目として雲錦堂深津扇子店を経営し、伝統の技法と現代的な美意識を融合させた唯一無二の江戸扇子を制作しています。皇室用扇子の製作経験もあり、その才能と技術は高く評価されています。
<江戸扇子は男持ちと女持ちの2種類>
男持ちは長さが七寸五分(約23センチ)であり、女持ちは長さが六寸五分(約20センチ)です。ただし、性別による制約はなく、男性が女持ちを使用したり、女性が男持ちを使用したりすることもあります。男持ちはスーツのポケットに収納しやすく、女持ちは風量の多い扇子を好む場合におすすめされます。