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金森合金

【石川県】

株式会社金森合金は鋳物師がルーツの老舗鋳物会社です。起源は慶長16年の1611年で、加賀藩主前田利長に技術を認められ、高岡鋳物の礎を築いてから400年が経過し、循環型のものづくりを継承しています。この期間に、調度品や武具、梵鐘など、装飾・鑑賞性の高い製品だけでなく、金森の職人が製造した鍋釡は市民の台所で欠かせない道具となりました。

砂型鋳造技術は江戸時代から現代に至るまで受け継がれ、その時代に応じて必要とされるものに形を変え、強度のある素材へと精錬を続けています。工業の分野では日本の基幹ロケット「H2A」の部品を供給しています。

一方で、生活のシーンを美しく彩るライフスタイル分野でも人々の生活に寄り添う道具作りを大切にしています。特にブランド「KAMAHACHI」は2019年にスタートし、金森弥右衛門の時代から続く伝統的な砂型鋳造製法と、金属精錬により生まれたライフスタイルブランドです。

金森合金のブランドアイコン「針のない剣山」は、銅合金の抗菌効果で水の腐食を防ぎ、花をみずみずしく長持ちさせる機能性があり、石川県農業試験場との検証実験で167%長持ちする効果が示されています。機能性とデザイン性に優れた製品を提供し、食・住空間に彩りを添えるアイデアを発信しています。

「LIFE×DESIGNギフト・ショー春2023」での「ベスト工場賞」や、第50回石川県デザイン展での石川県商工会議所連合会会頭賞など、様々な賞を受賞している金森合金は、注目の企業としてその実績が光ります。

「針のない剣山」の使い方と選び方【スタッフが使ってみました】


Buyer’s Voice 代表・松澤斉之より

金森合金との出会いは、当社スタッフの前職での縁がきっかけでした。金沢出身の同僚の姉が、現代表の高下裕子さんだったのです。週末に工場を訪問した際も快く迎えてくださり、その丁寧で誠実な姿勢に深く感銘を受けました。

金森合金が手がける製品は、江戸時代から受け継がれる伝統技術の結晶でありながら、現代のライフスタイルにも調和する美しさを兼ね備えています。

24代目として300年の歴史を継承する高下さんは、広告代理店での経験を活かしながら、鋳物の新たな可能性を追求し続けています。「鋳物業界では、300年前から金属廃材を再利用することが当たり前だった」と語るその姿勢には、ものづくりに対する深い理解と誇りが感じられます。

また、金森合金は、伝統的な砂型鋳造技術を基盤に、金属の素材美と高い機能性を生かしたプロダクトを展開。時代の変化に柔軟に対応し、新たな価値を創造し続けています。その技術力は国内外で高く評価されており、ハイアットとのコラボレーション実績は、その企画力と制作力の高さを物語っています。

知りたい日本の工芸<鋳物の魅力>

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