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記事: 伝統工芸士とコラボで作る! バイヤー松澤が使いたい銀の酒器プロジェクト

伝統工芸士とコラボで作る! バイヤー松澤が使いたい銀の酒器プロジェクト
#取り組み

伝統工芸士とコラボで作る! バイヤー松澤が使いたい銀の酒器プロジェクト

コラボトークでものづくりへのこだわりに共感

もともと、伝統工芸の職人と一緒にものづくりをしたい、という想いがありました。これまでも、ガラスや木工芸、人形職人など、多くの職人さんと商品開発をしてきましたが、そのベースにあったのは「自分が使いたいものを作ろう」だったと思います。
 
商品開発において、私は作る側であり、売る側なのですが、なにより工芸の技のファンであり、それを使いたい人間の筆頭だと思うからです。
 
だから、いつかは「とっておきの酒器」を作りたい、という想いはずっと持っていたように思います。工芸バーや工芸品でお酒を飲む会の主催など、自他共に認める酒好きの私です。「これがいいんだよ」といろいろな人に伝えられる酒器を作りたい、と思っていました。
 
そんな中で会ったのが、東京銀器の職人であり伝統工芸士の上川宗達さんでした。銀器は日本酒好きなら一度は持ちたい酒器。純銀の輝きの中に入った日本酒が、一番きらめいて見え、うまそうに見える、と感じるのは、私だけではないだろうと思います。
 
上川さんにはぜひお話を聞いてみたいと、日本工芸のコラボトークにも出演していただきました。12代続く職人家系のこと、「LEXUS NEWS TAKUMI PROJECT」で若い人たちにもっと魅力を伝えたいと思い、独立したことなど、興味深い話をたくさん伺いました。共感することがとても多く、「憧れの酒器でコラボするなら、この人だ」と強く思ったことが、このプロジェクトに始まりになりました。コラボトーク詳細はこちら



工芸バーで飲み比べ
思い描く銀器の姿が見えた!

その後、主催するイベント「工芸バー」で、さまざまな銀器やグラスを使った飲み比べを開催することにしました。厚みやサイズが変わるだけで、お酒の味は変わる。なんとなく感じていたことでしたが、それを体感し、なにがその要因になっているかを確認していきました。

どんな銀器を作るのか、上川さんと飲み交わし、議論する中で、目指したい姿が見えてきました。

直径6cm、高さ8cmの盃。手仕事感を思わせるゴツゴツした形状。少し重みを感じさせながら、口元が薄くなりすぎない0.6mmの厚み。受注生産で販売することも決まりました。

工芸バー@千駄ケ谷(日本の文化を感じ、発信する大人のたまり場)#2テーマ:工芸x商品開発

出来上がるプロセスが見える
ワクワク感!

上川さんからは、どのような工程で酒器が出来上がっていくのか、随時報告をいただいています。

<製作開始、day1>

「板を丸く切ります。その後火を入れ粒子を離します」

「餅つきのウスのような木のアテで叩きお皿にして行きます」

「お皿の完成です!」

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<製作day2>

「何回も火を入れ、叩き段々と形にしていきます」

何度も火を入れ、叩いていくことで、銀の板がお皿になり、盃になっていく。日々、その様子が見られるワクワク感は、たまらないものでした。自分だけの酒器ができあがっていく。その特別感は何にも代えがたい。工芸品の魅力を改めて感じる瞬間でした。

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<製作day3>

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<製作day4>


 「内側から叩き凹凸を付けます」

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<製作day5>

「叩いて模様をつけていきます」

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<製作day6>

「できました」。
そんなメッセージが届いたのは、銀の板の姿を拝見してスタートしてから6日後です。光を浴びて輝く銀器は、思い描いたとおりの姿をしていました。

「磨いて、、」

「完成です!」

「ちなみに日本工芸堂様のロゴマークをモチーフにしている所がいくつかあります。」

東京銀器の職人であり伝統工芸士の上川宗達さん!

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この酒器に、最初に何を注ぐのか、誰と飲むのか。
同じワクワク感を、皆さんにもぜひ、味わっていただきたいと思います。

ご注文いただいた方のために、一つずつ、伝統工芸士が作り上げる受注生産の日本工芸堂オリジナル銀器。ご注文から2週間目安でお手元に発送します!