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記事: 【法人向け】周年記念品の選び方と実例|社員・取引先・クライアント別に解説

【法人向け】周年記念品の選び方と実例|社員・取引先・クライアント別に解説

【法人向け】周年記念品の選び方と実例|社員・取引先・クライアント別に解説

周年という節目に、どのような記念品を贈るべきか?これは多くの企業や団体が直面する大きなテーマです。

私たち日本工芸堂は、これまで数多くの周年記念品のご相談を受け、社員や取引先、クライアントへ届けられる瞬間に立ち会ってきました。その経験から実感するのは、記念品は単なる贈り物ではなく、企業の姿勢やブランドを映し出す象徴であるということです。

周年記念品はなぜ重要か

会社や団体にとって周年は、これまでの歩みを振り返り、関わってきた人々へ感謝を伝える大切な節目です。その際に欠かせないのが「周年記念品」。これは自社が周年を迎えるときはもちろん、取引先やお客様の周年を祝う場面でも重要な役割を果たします。

単なる贈答ではなく、社員の一体感を高めたり、取引先や顧客との関係をより強固にしたりする象徴的な存在となるのです。

一方で、実務担当者にとっては「予算をどう分けるか」「社員・取引先・顧客で何を贈るか」「納期に間に合うか」といった課題がつきまといます。さらに「自社の周年か、相手先の周年か」という視点によっても選ぶべき記念品は変わってきます。だからこそ、シーンごとに最適な品を見極めることが大切です。

本記事では、周年記念品を検討するご担当者に向けて、

・選び方の基本ポイント
・自社の周年/取引先の周年それぞれの実例
・周年記念にふさわしい工芸ギフトのカテゴリー

を整理しました。周年を成功に導くためのヒントとして、ぜひご活用ください。

▶周年記念品・周年お祝いギフトの一覧はこちら

 

周年記念品の選び方|実務担当者が押さえるべきチェックポイント

周年記念品を検討する際には、「誰に」「いくらで」「どのように」贈るかを整理しておくことが重要です。以下の4つを押さえておくと失敗がありません。

1. 価格帯の設定

周年記念品は、贈る対象によって適切な価格帯が異なります。あらかじめ予算を区分けしておくことでスムーズに選定できます。

・社員向け:3,000〜10,000円程度
・取引先向け:5,000〜15,000円程度
・主要顧客・役員向け:30,000〜100,000円以上

日本工芸堂では、周年記念の贈呈品として、幅広いご予算・ご要望に応じたご提案を行っています。

たとえば、社員の皆さまへ感謝を込めて3万円以上の江戸切子を全員に贈られる企業様や、30万円を超えるガラス工芸インテリアを頭取名でお渡しされる金融機関様など、事例は多岐にわたります。

あくまでも目安金額としてご参考いただきながら、贈る相手やシーンに合わせて最適なご提案をいたします。

2. 名入れ・オリジナル対応の可否

周年の記念ロゴや企業名を刻印できるかどうかは重要な判断基準です。名入れがあることで記念性が高まり、長く残る品となります。希望の工芸品が技術的に対応できない場合もありますので早めの問い合わせがおすすめです。

▶工芸品自体への文字入れサービス対象品一覧はこちら

3. 実用性と記念性のバランス

社員や取引先にとっては「使えること」が満足度につながります。一方、顧客や役員には「飾って残る」記念性が重視されます。実用性と象徴性のどちらを優先するかを決めると選びやすくなります。

4. 数量と納期

周年イベントや式典ではまとまった数が必要になることが多いため、早めの発注と在庫確認が必須です。特に工芸品は一点一点の手仕事の工程が多いため、想像以上に納期が長い点に注意が必要です。

品種、シーズンによって納期は全く異なりますが、100個以上なら半年から10ヶ月程度の準備期間、100個未満なら3ヶ月以内が納期イメージとしてください。総じて、早めの初期問い合わせでご希望の品の数量・納期を確認しつつ進めてください。

5.業者選定と対応力の確認

周年記念品は「モノ選び」だけでなく、信頼できる提案パートナー選びも重要です。法人向けギフトの実績を持つ業者なら、数量管理や納期調整にも慣れており、安心して任せることができます。予算や贈るシーン、対象者、素材、色味、数量、納期、ロゴ入れの有無まで丁寧にヒアリングし、最適な提案ができるかどうかを見極めましょう。

また、贈り手の想いや企業文化を理解しようとする姿勢があるかも大切です。節目の意味を汲み取り、形にできる営業パーソンがいる企業からの提案を受けてください。扱う工芸品が確かな作り手や正規メーカーのものであることも確認し、長く安心して贈れる品質を選ぶことが信頼につながります。

実務担当者|周年記念品選びチェックリスト

周年記念品を検討する際に、抜け漏れを防ぐための確認事項です。打ち合わせや稟議の前にご活用ください。

  1. 贈る相手は社員・取引先・顧客・役員など、明確に切り分けているか?
  2. 記念品の価格帯は対象別に適切に予算設定しているか?(社員3,000〜10,000円/取引先5,000〜15,000円/主要顧客・役員30,000円以上 目安)
  3. 配布対象人数や必要数量を正しく見積もっているか?
  4. 発注から納品までの納期イメージを確認しているか?
  5. 希望数量に対して在庫・生産体制が対応可能か?
  6. 名入れやロゴ刻印など、オリジナル対応の可否を確認したか?
  7. 桐箱・熨斗・水引・風呂敷など、特注包装の対応範囲を把握しているか?
  8. 実用性と記念性のどちらを優先するかを決めているか?
  9. 品質の確かさ(正規メーカー・作り手)を確認しているか?
  10. 職人紹介や制作背景など、価値を伝える添付物の有無の確認はできているか?
  11. 贈る相手の文化・価値観と親和性がある品か?(海外クライアント・社是との整合など)
  12. 式典配布か後日配送かなど、贈呈シーンを想定して選定しているか?
  13. 支払い方法・分納など取引条件を確認したか?
  14. 業者が法人実績を持ち、数量管理や納期調整に対応できるか?
  15. 企業文化や周年の意味を理解した提案を受けられているか?

 

実例紹介|自社の周年/取引先の周年シーン別記念品

周年記念品は「誰の周年なのか」によって、選ばれる性質が大きく変わります。
ここでは 自社の周年 と 取引先の周年 に分けて、実際の事例をご紹介します。

<自社の周年に贈る場合>

1. 社員に贈る記念品

目的:感謝を伝えると同時に、一体感を生み出すこと。
事例1:創業50周年で、全社員に名入れ箸を配布。
 → 「日常で使える」「同じ品を共有できる」ことで社内の一体感が高まった。
事例2:30周年で、木箱に自社ロゴと社名を入れて江戸切子を贈呈。
 →毎日使える実用品として社員から好評。
👉 社員向けは、実用性と共通性が重視されます。

2. 周年イベント・式典で配布する記念品

目的:イベントや式典で来場者に感謝を伝え、関係性を強化すること。
事例1:100周年記念パーティーで、江戸切子のグラスを来賓に贈呈。
 → 高級感があり、イベントの記憶に残る記念品として好評。
事例2:70周年式典で、越前漆器のお箸を配布。
 → 数百個単位の発注でも納期に間に合い、汎用性の高さで来場者から喜ばれた。
👉 イベント配布品は、数量確保と納期対応が最大のポイントです。

3. 主要クライアントに贈る記念品

目的:長期的な関係を築き、信頼をより強固にすること。
事例1:100周年の際、長年の繋がりのある大手商社の役員に薩摩切子のペアグラスを贈呈。
 → 格調高さと希少性が高評価。
事例2:弁護士法人の創立周年で、金沢金箔ボールペンを贈呈。
 → 実用性と格式を兼ね備えたギフトとして高い満足度を得た。
👉 クライアント向けは、ステータス性とブランド価値を重視することが成功の鍵です。
 

<取引先の周年を祝う場合>

1.取引先企業・団体に贈る記念品

目的:取引先の節目を共に祝い、関係を長期的に深化させること。
事例:都市銀行頭取名で、顧客の周年記念に七宝焼の飾皿を贈呈。
 → 重厚感があり、オフィスや応接室に飾れる記念品として適合。

2. 主要パートナーや顧客に贈る記念品

目的:お祝いの気持ちを伝えると同時に、企業姿勢を映す品で信頼感を高めること。
事例:長年のパートナー企業の周年祝いに、七宝焼で赤富士の額を真鍮プレートで社名などを入れて贈呈。
 → 歴史を感じさせる重みがあり、記念品として喜ばれた。
👉 相手先の周年では、相手企業の格式や場にふさわしい品選びが重要です。
 
▶七宝焼の名入れなどギフト対応についてはこちら

 

周年記念におすすめの工芸ギフトカテゴリー

周年記念品を検討する際には、贈る対象や用途に合わせて適切なカテゴリーを整理しておくと選びやすくなります。ここでは、法人シーンでよく選ばれる代表的な工芸ギフトを4つの切り口からご紹介します。

1. 酒器・グラス(江戸切子・薩摩切子など)

華やかさと高級感を兼ね備えた酒器やグラスは、祝いの席にふさわしい定番です。江戸切子や薩摩切子といった伝統工芸は、光の反射や色彩の美しさが特徴で、イベントの場を一層格調高く演出してくれます。

おすすめシーン:周年記念パーティーでの来賓への贈呈、主要クライアントや海外ゲストへの記念品
メリット:日本らしい美意識が伝わり、国内外を問わず幅広く喜ばれる

2. 実用品(名刺入れ・箸・時計など)

毎日の生活や仕事で使える実用品は、社員や多数の取引先に配布する際に適しています。名刺入れや漆塗りの箸、置き時計などは、使うたびに周年を思い出せる「身近な記念品」として好評です。

おすすめシーン:社員向けの配布、取引先イベントでの贈呈(数量が多い場合にも対応しやすい)
メリット:全員が同じ品を使うことで一体感が生まれ、コスト調整もしやすい

3. 飾る工芸品(東京銀器の額・七宝焼など)

応接室や役員室に飾れる置物や壁飾りは、象徴性を大切にする場面に適しています。七宝焼や銀器、漆器の飾皿といった重厚感のある品は、企業の歴史やブランドを体現する存在感があります。

おすすめシーン:銀行・商社・弁護士事務所など、主要クライアントや役員への贈呈
メリット:長く残り、格式や信頼感を伝える記念品として高い評価を得られる

4. オーダーメイド・限定品

周年記念専用に制作された特注デザインや名入れ対応品は、特別感を演出できる選択肢です。限定数のグラスや記念ロゴ入りの工芸品など、他では手に入らない品は相手への印象を強く残します。

おすすめシーン:節目となる50周年や100周年のタイミングや、特別なお客様への贈呈
メリット:オリジナリティと希少性があり、他社との差別化につながる

 

周年記念にふさわしい工芸ギフトは、「使うもの」「飾るもの」「特別に作るもの」と整理して考えると選びやすくなります。贈る相手やシーンに合わせて最適なカテゴリーを選ぶことで、記念品が「単なる贈り物」ではなく、企業の姿勢や感謝の想いを伝える象徴として機能するでしょう。

▶周年記念品・周年お祝いギフト選びでのご相談はこちら


まとめ|周年記念品は「誰に贈るか」で最適解が変わる

周年記念品は、贈る相手やシーンによって最適解が大きく変わります。

・社員には:日常で使えて、全員が同じ品を共有できる実用品で一体感を高める
・取引先イベントには:数量や納期に対応でき、汎用性の高いギフトで場を成功させる
・主要クライアントや役員には:格式や重厚感を備えた工芸品で信頼関係を深める
・取引先の周年を祝う際には:記念性やオリジナリティを重視し、相手企業の格式にふさわしい品を選ぶ

👉 担当者にとって重要なのは、「誰に・どの場面で・どんな印象を残したいか」 を明確にしたうえで、予算や納期を調整し最適なギフトカテゴリーを選ぶことです。

周年記念は“伝える姿勢”が問われる贈り物。 単なる記念品ではなく、企業の想いを映し出す象徴として準備することで、その価値はより深まります。

日本の工芸品は、見た目の美しさだけでなく「長く使える」「文化や伝統を感じられる」という価値があり、周年記念にふさわしいギフトとして高い評価を得ています。周年という節目をより特別なものにするために、ぜひ工芸ギフトを周年記念品の選択肢に加えてみてください。

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