コンテンツへスキップ

ショッピングカート

カートが空です

辻田漆店

福井県越前市にある辻田漆店は、日本の漆工芸を支えてきた老舗の漆原料卸商です。江戸時代より漆屋を営み、全国の漆職人や工房へ漆を届け続けてきました。

かつて福井では、農閑期になると「越前衆」と呼ばれる漆掻き職人たちが全国へ赴き、各地で良質な漆を採取していました。辻田漆店はその活動と深く関わり、関東や東北へ越前衆を送り出し、採取された漆を買い取り、大阪の問屋へ納める役割を担ってきました。

辻田漆店では、日本産漆や中国産漆を自社で精製し、品質にこだわった漆を提供しています。天然素材である漆の特性を見極めながら精製することで、職人の仕事を支える安定した品質を実現しています。同社が大切にしているのは、気持ちを込めたワンランク上のサービスを提供し、真心をもって仕事に向き合うという精神です。

また近年は、漆の魅力を広く伝える取り組みにも力を入れています。新たに工房を設け、一般の方が漆塗りを体験できるワークショップも開催。箸の漆塗りなどを通して、漆という素材の奥深さや、日本の手仕事の魅力を体感できる場を提供しています。

江戸の時代から受け継がれてきた漆の流通を支えながら、辻田漆店は今も日本の漆工芸を陰で支える存在の一つです。

 

Buyer’s Voice 代表・松澤斉之より

辻田漆店の取り組みからは、地元の自然と自身の生業を大切にしながら仕事を続けてきた誠実さが伝わってきます。福井の地で江戸時代から続く漆屋として、天然漆を自ら精製し、全国の職人へ届けてきた歴史は、日本の漆工芸を支える重要な役割を担ってきたものです。

漆は採取される地域や時期によって性質が異なる天然素材です。その特性を見極めながら精製された漆は、職人の仕事を支える基礎素材になります。こうした仕事は表に出ることは多くありませんが、工芸の品質を支える欠かせない存在です。

日本工芸堂でも、漆の体験キットなどを通じて漆という素材への関心が広がっていることを感じています。素材そのものの魅力や背景を知ることは、工芸の価値をより深く理解する入口にもなります。辻田漆店のように、漆という素材の魅力を伝え続けている取り組みは、日本の手仕事を未来へつなぐ大切な活動だと感じています。

並び替え

5 点のお品

フィルター