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組子細工




組子細工は、釘を一切使わずに細い木材を組み合わせ、幾何学模様を作り出す精巧な木工技術です。木材に溝や穴、ほぞを施し、かんなや鋸、鑿を駆使して微調整しながら、一本一本丁寧に組み上げていきます。わずか0.1mmの誤差も許されない繊細な技術が求められます。

組子細工に適した木材は、木目が詰まった杉や檜、ヒバといった針葉樹が用いられます。これらの木材は、加工がしやすく、細く挽いても反りやねじれが少ないため、精密な細工に適しています。また、かんなをかけると美しい光沢が生まれ、無塗装でもその自然な風合いが際立ちます。職人は木の特性を見極めながら、最高の素材を選び抜きます。

組子細工の起源は約1,400年前の飛鳥時代に遡ります。仏教とともに伝わった寺院建築技術の中で発展し、平安時代には貴族の邸宅に用いられるようになりました。室町時代には書院造の建築とともに障子や欄間の装飾として広まり、江戸時代には職人の技が競われ、200以上の意匠が誕生し、発展していきました。

組子細工は、長い年月をかけて培われた職人の技と日本文化が融合した芸術です。精緻な模様には、魔除けや繁栄、長寿などの意味が込められ、暮らしに品格と温もりをもたらします。現代では、建具にとどまらず、照明やインテリア、アクセサリーなどにも応用され、和の美しさを現代の空間に取り入れる手段として注目されています。

組子細工のブランド一覧

木のあかり / 山形県米沢市

戦後、先々代が建具屋を専門とする林木工所有限会社として創業。その後、先代が組子の在り方を発展させて、平成2年に建具専門から現在の組子による照明器具を主とした林木工芸有限会社に名称変更し、現在に至ります。現在は林木工所から数えて三代目。伝統的な組子細工の技術をデザインに組み込み、現代のライフスタイルにマッチする照明のプロダクトを生み出しています。
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