玉光陶園
【常滑焼】

玉光陶園は、1961年の創業以来、三代にわたり常滑焼の伝統を受け継いできました。特に鉄分を多く含む陶土を使用した朱泥急須の製造を中心に、ろくろ成形から焼成まで40以上の工程を経て、職人の技と経験を活かしたものづくりを続けています。
焼成時の温度調整や海藻を使った模様付けなど、独自の技法を駆使し、多彩な表情を生み出しています。また、併設の直売所では、常滑焼の魅力を身近に感じられる場を提供しています。さらに、陶芸教室の運営や地元小学校での講師活動を通じて、焼き物文化の普及にも力を入れています。
常滑焼は、日本六古窯のひとつであり、日本遺産にも認定されている、歴史ある窯です。
千年以上の伝統を受け継ぎ、特に朱泥急須は茶の渋みを和らげる性質があることで全国的に知られています。
玉光陶園は、こうした常滑焼の技術と伝統を守りながら、時代の変化に対応した新たな商品開発にも取り組んでいます。これからも、常滑焼の魅力を国内外に発信し、その価値をより多くの人々に届けていくことでしょう。
Buyer’s Voice 代表・松澤斉之より
常滑焼の急須は、暮らしに寄り添う“用の美”を体現する道具。その中でも、三代続く窯元・玉光陶園を選んだのは、丁寧なものづくりの姿勢と、静かな熱意に心を動かされたからでした。
工房では、職人の方が気さくに土や製法について語ってくださりながらも、ひとたび手を動かせば、ろくろの上で急須がすっと姿を現す。その瞬間、空気が一変し、張り詰めたような緊張感が漂ったのを覚えています。日常に根ざした道具だからこそ、一手一手に妥協のない眼差しが注がれていることが伝わってきました。(工房訪問した日の撮影風景は以下動画にて)
また、陶製茶こし「セラメッシュ」を本体と一体化させた構造は、金属を使わず、お茶の自然な旨みを引き出す工夫が凝らされています。派手ではなくとも、確かな技術と想いが詰まった急須。毎日の時間にそっと寄り添う、そんな存在です。
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