
敬老の日に贈る上質な工芸品ギフト:70代の親世代に喜ばれる理由と選び方
年齢を重ねるごとに、贈り物の「質」や「意味」に対する感受性は豊かになっていくものです。70代のご両親にとって、敬老の日のギフトは単なるプレゼント以上の価値を持ちます。暮らしの中に寄り添い、心を満たす上質な工芸品は、そんな特別な想いをかたちにする贈り物として最適です。70代は、社会的役割が終盤を迎え、第二の人生を豊かに楽しむ時期。だからこそ、贈り物には「モノの価値」だけでなく、「想いの込め方」が問われます。
実用性と美しさが両立するものを
70代の方に喜ばれる工芸品の条件は、「使えること」と「美しいこと」の両立です。たとえば、手にしっくりなじむ木製の茶器や湯呑み、上質なガラスの酒器、錫のタンブラーなどは、日々の暮らしに馴染みながら、使うたびに贈り主を思い出していただけるアイテム。
また、箸やお盆、重箱など、食卓まわりの品は「毎日使える」からこそ、気負わずに贈りやすく、受け取る側も自然と使いたくなる魅力があります。
「名前を入れられる」ことで、贈り物が記憶になる
名入れ対応の商品は、工芸ギフトを特別な記念品へと昇華させます。とくに70代の方にとっては、自分の名前が丁寧に刻まれていることに深い喜びを感じてくださる方が多く、「これは息子たちからの贈り物なんですよ」と、ご自宅で大切に飾っていただくこともしばしば。
近年はご家族連名での名入れギフトのご依頼も増えており、親を想う気持ちを家族ぐるみで届ける動きが広がっています。手にしたとき、「ああ、みんなで考えてくれたんだな」と感じていただけるギフトは、ご本人だけでなく、家族の絆を改めて感じさせてくれるものです。
毎日使える道具に、上質を──「暮らしに寄り添う」実用派ギフト
■ 錫や銅の酒器
>大阪浪華錫器 タンブラー | 富士山 タンブラーペア | 赤・青 | 大阪錫器
職人が手がける錫や銅のタンブラーやぐい呑みは、晩酌の時間を豊かに彩ります。
冷たさ・温かさをしっかり保ち、抗菌性も備えた金属素材は、安心して長く使えるのが魅力。
「使うたびに味わいが増す」と言われる酒器は、まさに育てていく道具です。
■ 木工の椀やプレート
>山中漆器 お碗 | 欅根来曙塗分 | 夫婦椀 | 大島東太郎商店
国産の天然木を活かした器やお盆は、手ざわりのやさしさが魅力。
軽くて扱いやすく、毎日の食卓にぬくもりを添えてくれます。
一点ごとに異なる木目や色合いには、「あなただけの一品」と呼びたくなる特別感があります。
■ 九谷焼や有田焼の湯呑・茶碗
>有田焼 湯のみ | ペア湯飲み | 燦彩南天(さんさいなんてん) | 香蘭社
落ち着いた絵付けと手に馴染むやわらかなフォルム。 目にも美しく、使うほどに愛着が深まる器は、心を和ませる贈り物に。 小鉢や豆皿など、料理を引き立てる小さな器も人気です。
日々の楽しみに寄り添う──「趣味や暮らし」を支えるギフト
アクティブで好奇心旺盛な70代の方には、日常を彩るアイテムがおすすめです。
■ 花好きの方へ
「花みつぼ」は、富山県高岡市の伝統工芸品である高岡銅器による真鍮製の1輪挿しです。希望文字をレーザー刻印で名入れできるため、特別な贈り物としてもおすすめです。
■ 習字や書き物が趣味の方へ
有田焼の硯、小さな熊野筆に鈴鹿墨と、こだわりの詰まった小さな書道セットです。
>有田焼 ポータブル書道セット | 花陶硯 プチ硯セット | 富士山 | よしだ書道具店
■ おしゃれ好きの方へ
螺鈿装飾が美しい江戸漆器のピンバッジ。さりげない個性が、大人のおしゃれ心をくすぐります。
装いや空間に“ひとさじの粋”を添える竹・木工品
暮らしの中に、そっと彩りを添える竹や木の雑貨たち。
伝統技術が活きた一品は、装いにも空間にも、やさしい華やかさを運んでくれます。
■ 別府竹細工のかごバッグ
竹はしなやかで軽い素材です。強度もあるので、どんなものをいれても、しっかりと受けて止めます。安定感もあるので、無造作に野菜や果物をいれて部屋においておけば、かご自体が1つのインテリアにもなります。
■ 組子細工のランプ
かつては欄干や書院、障子などの日本家屋に多く見られた伝統技術「組子細工」を活かした、和モダンな照明です。
>組子細工 テーブルランプ | 麻の葉キューブ S | 木のあかり
■ 手描き木友禅の掛け時計
加賀友禅の染め技術を、日々の暮らしに美しく溶け込ませたい─そんな想いから生まれたのが掛け時計です。
>加賀友禅 掛時計 | 手描き木友禅 timeless | 八重桜 | 工房久恒
まとめ:70代の敬老ギフトに込めたい「これからもよろしく」の想い
敬老の日は、過去への感謝を伝えると同時に、「これからも元気でいてください」という未来への願いを込める日でもあります。 とくに70代の方々にとっては、「わざわざ選んでくれた」という心遣いそのものが何よりの贈り物。
上質な工芸品は、手に取るたびにその想いがよみがえり、贈り手と受け手の絆を日常の中で静かに深めてくれます。
日々の暮らしに寄り添い、心をあたためる工芸の力を──今年の敬老の日に、ぜひ託してみてはいかがでしょうか。
> 「贈る、工芸。」記事一覧 |