泪橋大嶋屋提灯店の挑戦と可能性【日本工芸コラボトークvol.14】

泪橋大嶋屋提灯店の挑戦と可能性【日本工芸コラボトークvol.14】

日本工芸コラボトーク第14回目は、泪橋大嶋屋提灯店4代目の村田さんをゲストにお迎えしました。

泪橋大嶋屋提灯店は、大正2年(1913年)創業、代々伝統工芸技術を伝承し現在三代目と四代目が継承する老舗です。提灯に文字や家紋等を直接手で描き入れる、江戸時代より続く東京都の伝統工芸品「江戸手描提灯」を生業としています。

今回は、村田さんに提灯の今とこれからのこと、そして、東京手仕事プロジェクトで制作された音提灯の開発秘話などを伺いました!日本工芸・代表の松澤と語った内容の一部をお届けします。

江戸手描提灯、大嶋屋の歴史

松澤:お時間いただいてありがとうございます。今日村田さんにお話を伺いたいのは提灯の歴史やその背景、またそれらに今どのようなニーズがあるのかといった点です。工芸品に関心のあるファンの方々に教えていただきたいと思っています。

村田さん:ありがとうございます。

松澤:早速ですが、御社の歴史をお伺いしてもよろしいでしょうか。

村田さん:大正2年1913年創業です。祖父のおじさんが初代でして、私の祖父が二代目です。現在は父が三代目を務めております。私は四代目になります。

松澤:屋号の「大嶋」についてお伺いしたいのですが、現在、「大嶋屋」としていくつか制作されているところがありますが、どういった背景があるのでしょうか。

村田さん:元々浅草の寿町に「大嶋屋」がありました。そこで修行を積んだ職人がのれん分けで店を開いた時に、皆、屋号として大島屋を使ったというのが背景です。なので今でも何店舗か大嶋屋という屋号で残ってるところがあります。

松澤:歴史的なつながりがありながら今はそれぞれが独自に頑張っていらっしゃるのですね。


提灯のルーツ

松澤:提灯はどういった背景で使われ始めたのでしょうか。また製造は?

村田さん:昔、蝋燭を照明として使っていたころのことです。蝋燭は外に出ると風に吹かれて消えてしまうことが難点でした。そこで蝋燭の光灯を風から守るために作られたのが提灯でした。これがまず提灯の起源となります。それで江戸時代に普及しました。そのうちに照明が使われるようになってからは、看板がわりになりました。

江戸時代の後期ほどから提灯の製造は分業で行われています。火袋と呼ばれる和紙を貼る職人さんと提灯を描く職人さんに分かれています。蝋燭を入れるので火の袋と書いて火袋といいます。今、東京にある提灯屋は全部描く方が専門です。「ハリ」(和紙を貼る作業)は他の地域で作られたものを仕入れています。 

松澤:それではここは「描く」場所なんですね。

村田さん:問屋さんから紹介されたものを仕入れてここで描く。そしてまた納めるという流れは東京の提灯づくりの特徴となります。

松澤:ルーツとしては、明かりを長時間持たせるために作られたものだったのが、時代の流れとともに見た目にも工夫がなされるようになったのですね。
また、東京は「描く」場所とのことでしたが、時代劇に登場する提灯には屋号や家紋が入っているのを目にします。また、現代でいうと、お祭りのシーズンで(提灯を)見かけますね。あとは、お店に飾られていることもありますよね。

村田さん:そうですね。提灯が一番使われるのはやはりお祭りのときですね色々な町会さんや神社仏閣などから注文を頂いています。あとは飲食店ですね。お客さまがお店に入るときに目を引く「看板」として中央に置かれていることが多いです。


全国各地にある提灯。東京スタイルは文字に特徴!

松澤:提灯自体は全国各地で見ることができると思いますが、地域ごとに特色がありますか。

村田さん:あります。例えば、関西と東京とで比べてみると形が違います。関西の方は若干肩が張って角張ったような感じですが、東京の方は丸みを帯びています。これは江戸スタイルというか、東京スタイルになっていると思います。

あとは(提灯に描かれる)文字にも独自のスタイルがあります。東京は「江戸手」と呼ばれる手法があります。遠くから見ても目立つように、ということでなるべく太く大きく描く特徴があります。

松澤:文字自体がシンボリックなスタイルになっていますね。

村田さん:はい、江戸文字と呼ばれるものには勘亭流や根岸流などいろいろあります。その中でも提灯に描くのは籠字(かごじ)といいます。縁を取ってから中を塗り込むので籠字と呼ばれています。

松澤:縁を取るっていうのは外側に線を引くということですね。

村田さん:そうです。提灯はでこぼこしてますので一気に描くことはできません。ですので周りを縁取ってから真ん中を塗り込むという手法がとられています。

松澤:製作工程を一部だけ見せていただいたことがあるのですが、当たり前ですけど、これ(手で直接)書いてるんですよね。改めて間近で描かれているのを目にして、その緻密さに驚いたのを覚えています。


手書きの提灯、江戸手描提灯

松澤:制作工程についてもう少し詳しくお伺いしてもよろしいですか。

村田さん:まず問屋さんからはつぶした状態で届きます。それを広げて霧吹きをかけていきます。提灯の中には広げた和紙が元に戻らないようにするための突っ張り棒が入っています。

松澤:霧を吹くのはどうしてですか。

村田さん和紙は濡れると延びるので突っ張りやすくなりますそこから乾くと紙がピーンと張ります。紙の特性も考慮して一番描きやすい状態にします。そのあとは、鉛筆で下書きをしていきます。最初は無地の状態なので、下書きの段階でバランスを整えます。名前を描く場合でもまず当たりをつけていきます。線が決まったら筆で少しずつ枠を縁取っていき、そこまでできたらあとは肉付けをしていきます


ハンドメイドの提灯

松澤:先ほど見せていただいた名前が書いてある提灯は、お客様からのご要望だと思います。名入れ依頼にも対応できるのは手書きならではの柔軟性ですね。

村田さん:(実際の品を見ながら)これは出産祝いで描いたものです。上の「祝」の字はを牡丹字という手法で描き、正面が名前で、後ろに生年月日を入れられるようになっています。こちらは最終的に朱塗りになります。

松澤:提灯の色は男女によって違うんですか。

村田さん:いえ。男子だから白で女子だから赤という決まりはありません。お客さんの好みで選んでもらう場合もあります。これは結婚式用のものですが、めでたいイメージで紅白が対になっています。

松澤:いいですね。おめでたい感じがします。ところで、家紋や紋様は、どのように描かれているのでしょうか。フリーハンドなのか縮尺に合わせてコンパスのようなものを使われているのか?

村田さん:そういった場合は、分回しという道具を用いています。分けたり回したりするので”分ける、回す”って書いて分回しです。これは描くときに必需品です。下書きの段階で、中心を見つけて回します。この割り付けの場合ですと、八等分です。線を引いてそれを基準にしていきます。

松澤:分回しっていう意味はそういうことからきてるんですね。てっきり腕を振り回すことかと(笑)その順番に従っていけば均等に割り付けて描くことができますね。



村田さん:丸いところをやる場合も、分回しを使って下書きをしたあと、筆でタイトルを付けていきます。ここでも縁取りをしてから中を塗り込んでいきます。これは薄墨で塗ってあります。赤の場合はこういった感じです。

松澤:家紋などの文様を描く場合について気になることがあります。神社仏閣はもちろん一般のお客様から文様の依頼が来ることがあると思いますが、こうしたときは、元々ある文様を描くように頼まれることが多いですか。それとも吉兆紋のようなものを描いてくれっといった比較的創作的な要望もあったりしますか。

村田さん:家紋の依頼ですともう文様は決まってますね。あとは飲食店さんからのご依頼ですとロゴやその店の謳い文句を描くこともあります。

松澤:依頼するときにデザインのイメージがきちんとあれば大体のものは描けちゃうんですね。

村田さん:提灯の形状が元々少し湾曲してるので完全に平面のものとは印象が変わってくると思いますが、よっぽど細かいものでなければ描くことはできます。

松澤:企業のオリジナルのロゴ制作も可能ということですね。

個人的には店の外側だけではなくインテリアとしての需要もあるのではないかと考えています。当社もギフトで頂いた提灯を部屋の中に置いているのですが、オフィスに来てくれるお客さんたちも「何コレ!」と驚いてくれるので会話も弾みます。

 

贈り物としての提灯

松澤:お客様からはどんな喜びの声がありますか?

村田さん:一般のお客さんですと、「贈り物」として購入してくださる方が多いです。結婚祝いだったり出産祝いだったり、還暦を迎えたおじいちゃんおばあちゃんへのプレゼントだったり。オーダーメイドということで世界に一つしかないという点でも喜んでいただけます。

松澤:私自身、今までの生活の中にはなかった提灯をオフィスに置いてみて、部屋の雰囲気が安らいだ感じがします。お客さんとの話のきっかけになったりして楽しみの一つにもなりましたね。

村田さん:ありがとうございます。

松澤:やっぱり「名入れ」のギフトは特別感がありますね。

村田さん:手書きの良さは文字であればほとんど何でも書けるというところにあると思います。ですのでお客様のニーズは拾いやすいです。また結婚や出産のお祝いでの贈り物の中でも提灯は珍しい部類に入るかもしれません。周りと違ったものを贈れるというのも面白い点ですね。


デザイナーと工房のマッチングでうまれたおしゃれな提灯

松澤:お話の続きをさせていただければと思います。まずは「OTOCHOCHIN(音提灯)」という新しい取り組みについてお聞きします。この企画はどういう枠組みで進んでいったのですか。

村田さん:東京都主導で「東京手仕事プロジェクト」という企画があります。職人さんとデザイナーさんとがコラボして新商品を作るというプロジェクトです。私はそこに応募させていただきまして、デザイナーの川田さんと組むことになりました。彼が考案したものを元に一緒に作っていきました。

松澤:デザイナーさんと工房さんのマッチングですね。ちなみにこの両者のマッチングはどのように行われますか。

村田さん:それぞれが立候補します。マッチングの打ち合わせの際にデザイナーさんからアイデアを提供していただき、その中から選んで、(マッチングが成立したら)一緒に進めるという形になります。

松澤:今回、村田さんはなぜ応募されたのですか。

村田さん:元々、提灯を若い人に広めたいと考えていました。あるとき、新しい提灯を作ってみたいと思い、応募しました。

松澤:デザイナーのアイデアを借りながら新しいものを作れるんだったらやってみようかなっていう感じで応募されて、デザイナーさんとマッチングされたのが、「音提灯」の始まりなんですね。

松澤:(マッチングした相手に対して)当初、どういう印象でしたか。

村田さん:「OTOCHOCHIN(音提灯)」というアイデアが本当に素晴らしいと思いました。今や必需品であるスマートフォンの画面の光を提灯の中に入れるのは、提灯は元々明かりを灯すものですので、本来の用途に近いものを感じました。さらにそこに音をつけるという新しい発想の斬新さに惹かれ、この方とチームを組みたいと思い企画に乗り出しました。


OTOCHOCHIN(音提灯)、制作秘話

松澤:それでは、今日は川田さんもいらっしゃっているので、どうしてこれを思いつき、なぜこの形にしたのか、着想の経緯などを聞かせていただいてもいいですか。

川田さん:先ほども村田さんのお話にもあったように提灯は「光」が重要でした。それを従来のLEDで直接、照らすとかろうそくで灯すのではなくて、何か別のものに置き換えられないかを考えていました。

「そういえばスマートフォンって光るよな」ということで中に入れてみたら結構綺麗だということに、まずは気がつきました。でも、ただ入れるだけではなくて何か機能に加えたいということで、アナログなシステムなんですけど、下に穴を開けて音を拡散させるスピーカー機能をつけました。

こういうスマートフォンのスピーカーというのは、結構世の中にもありますが、そこをちょっと(提灯と)組み合わせて音も出つつ、光も出つつという形にしました。

松澤:構造上はどのような工夫が施されているんですか。基本は提灯の技術と描くスキルが使われているとは思うんですけど、普通の提灯と何か違った点はありますか。

村田さん:提灯の制作は分業制のため、ここでは火袋は作っていませんでした。そこは開発の時の懸念点でした。全部、この企画のために作ってもらった特注品です。ステンレスもそうですし、火袋もこのサイズはなかったので型から作ってもらっています。

川田さん:火袋自体は元々の発注元だった水戸の張り場で作っていただきました。ワイヤーは関西の町工場の皆さんに作っていただいて、木の枠は近隣の墨田区などから調達していきました。

村田さん:あとは「提灯」本来の特性を無くさないことも注意していきました。「江戸手描提灯」なので手書きの技術が取り入れられるようなデザインを考えましたし、提灯は元々折りたたむことができるものなのでこの音提灯も折りたためるように工夫しました。

あとは、ワイヤーの形状を考えるのは結構大変でした。このワイヤーがないとこの提灯は自立できないので。

OTOCHOCHIN(音提灯)一覧はこちら

松澤: 商品開発からの流れとしては(川田さんが)起案されて、お二人が出会って、「面白そうだ、やってみよう」となってから具体的な話になっていったんですね。「言うは易し、行うは難し」ということでしょうか。アイデアが定まってからも形にするまでに大変な手間がかかったことと思います。

村田さん:そうですね。火袋は作っていただけるところは知っていたんですけど、こういう木工とかステンレスワイヤーを使った商品は作ったことがなく全く初めての状態だったので、川田さんを含めこのプロジェクトのおかげでできたことと思っています。

松澤:アイデアと工房スキルを持ち寄って、お二人が協力して作っていったという感じなんですね。

川田さん:そうですね。色々試作を重ねました。ワイヤーとパーツについては私が探したんですけど、(提灯を)黒に染めるところは、村田さんの方で探していただきました。というのも最初はこの色のみの予定でした。ですが、アドバイサーの方々に「江戸手描提灯は黒がいいんじゃないか」という意見をいただいて「確かに」ということで黒色のものも制作することになりました。

松澤:この2種類は、躯体は同じだが、違う色を着色されているんですね。

村田さん:そうですね。ワイヤーを黒く染めてもらっている工場があります。

松澤:色んな所から部品、素材が運ばれてくるんですね。

色の種類としては「赤、黒、金、銀」がメインで使われているという感じですか?

村田さん:基本、絵の具を使ってますので何色でも対応可能です。手元にないものであれば調合してつくることもできます。

松澤:それでは、提灯だから、ということで黒を使われる方が多いけど、それはお客さんの好みや要望によって全然変えられるということですね。

金と銀は珍しくて目を引きますよね。

村田さん:この色はこだわりました。金と銀は非常にムラが出やすい色で、明かりを入れた時に目立たないように気を遣いました。(最終的には)真っ暗なところで使っていただくと光を通さなくなってるので黒く見えます。これは印刷では作れない塗料の厚みです。

松澤:まだらにならないように色を重ねて均一に色が塗られているんですね。試行錯誤の結果が今こうして形になっているということですね。


デザインの工夫、おしゃれな提灯

松澤:デザインの点ではどのような工夫をなされましたか。

川田さん:大きさにはこだわりました。インテリアに合わせるとなると大きすぎるのも難点ですし、スマートフォンでも収まるようにする必要がありました。開発した当時に出ていたスマートフォンのサイズは一通り調べてました。ほとんどのサイズが収まるサイズかつコンパクトっていうところだけは設定して詰めていきました。

松澤:置き場所はどういうところを想定されていますか。

村田さん:リビングやベッドの横でもいいですし、台所で音楽聴きながら作業されてもいいと思います。音が出るので、そういう意味では少しリラックスしたい場面で使ってほしいですね。おすすめなのがベランダとかバルコニーです。今は日中なのでちょっと見えづらいんですけど、暗いところだと本当に綺麗に色が広がります。

松澤:ベランダでビール飲みながら過ごしているときにあったらいいですよね。深酒するとだんだんろうそくの光とかがいい感じになりますし(笑)そんな状態でぼんやりと(これを)見やると「あぁなんかきれいだな」ってリラックスできてちょうどいいかもしれないです。

川田さん:今はスマートフォンには蝋燭の光専用のアプリがあったりします。自分の好みのアプリを引っ張ってきて「ちょっとまったりしたいな」っていうときはこれを使って安らげばいいって感じです。

松澤:この商品はどっちかというとギフト用ですか。

川田さん:アドバイザーの方から価格帯的にも商品のものとしても、(贈答用としての)需要の方があるんじゃないかという話をいただきました。

松澤:技術のある職人さんが作っているということ、そして生活にも使える、また、それでいてみんなが持ってるスマートフォンでもゆっくり楽しめるという気楽さ、みたいなところがストーリーとしてありますね。でもそれだけではなくて「なんか変わってて面白いね」っていう反応がもらえそうです。

川田さん:あとは、この提灯は細かくばらせます。始めは箱の中にバラバラの状態で入っています。

松澤:ちょっと簡単に見せていただいてもいいですか。

村田さん:まず、固定するためのキャップがあるので、これを外していただきます。そうすると、このワイヤーが抜けるようになっています。ここの部分も取れるようになってます。こんな風にしてコンパクトになります。一分あれば組み立てられます。

松澤:なるほど。出すときは今の逆をすればいいということですね。

川田さん:ずっと出しておくのもいいんですけど、使わないってなったときにコンパクトに閉まっておくことができるのはいいところです。

松澤:一つ一つ手描きで手掛けられていると思うんですけど、遠くから見るとプリントと間違われるようなクオリティですよね。手描きなので、オリジナルにも対応できると先ほどお伺いしたのですが、その点もう一度お伺いしてもいいですか。

村田さん:そうですね。全て(手で)描いてますので、例えば、この部分を家紋にしたりとか会社のロゴにしたりとかということもできます。ですのでオリジナル商品ができるかなという感じです。

川田さん:「名入れ」についてですが、分かりやすいのはこれです。例えば、こっちの(紋様の)デザインはそのままにしてこっち(文字)の方を名入れにするということができます。

松澤:ところで、この提灯は、主にどういう人に使ってもらっていますか。

村田さん:現状は、デザイン的に男性の方から多くご購入いただいています。(私たちの中でも)男性の中でも二十代、三十代とか四十代といった比較的若い人たちに使っていただけるものにしたいという思いがありました。

川田さん:実は、制作の段階で、販路をどうしたいかということをよく相談していました。我々は最初からロフトとかハンズなどで出せるようなものを作りたいという話はしていました。難しいよ、という声もありました。それでも村田さんの頑張りもあって、今、期間限定ですけどロフトさんで扱っていただいています。


江戸手描提灯、これからの挑戦

松澤:東京手仕事に参加したことに対して何か感想があればお聞かせください。

村田さん:商品開発が初めてだったのでいろいろ大変なこともありました。それでもすごくいい勉強になったと思っています。

松澤:あちこちでも販売やワークショップなど(制作だけでなく)売る側のこともやられていますね?

村田さん:今は、いろいろなところに立って商品説明することもあります。今まで(提灯のことを)知らなかった方にも少しはお伝えできているのかなと感じています。

松澤:進化しつつあるという感じですね。最後に、今後の展望などありましたらお伺いしたいです。

村田さん:皆さん、提灯っていうもの自体は知ってると思うんですけども、手書きで描かれていることを知っている人は少ないんですよ。

松澤:恥ずかしながら私も先日知りました。

村田さん:しかし、提灯業界中でも文字の部分を印刷で製作しているものが増えてしまっています。そういった状況にも負けずに「江戸手描提灯」を広めていきたいと思っています。
また、若い世代を中心とする現代人は提灯を家に飾るのも難しかったりすると思います。ですので、現代の暮らしにもあう形を模索していきたいです。

松澤:我々も、今後、色々な取り組みにご一緒できたらと思っています。
改めてお時間いただきましてありがとうございました。

村田さん:こちらこそありがとうございました。

(当社アレンジにて中国にライブコマース配信を実施した際の1シーン)

OTOCHOCHIN(音提灯)一覧はこちら


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