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やくしまや

「やくしまや」は、米玉利工芸が提案するブランドとして、「身近に屋久杉を」をコンセプトに展開。鹿児島の自然や風土に寄り添いながら、希少な屋久杉の価値を国内外に伝え、暮らしに調和する製品を生み出しています。

世界遺産「屋久島」は、自然の神秘が色濃く残る島。その象徴である屋久杉は、樹齢1000年以上を超える木のみを指し、古来より「神や精霊が宿る木」として崇められてきました。

現在は伐採が禁じられ、工芸品に用いられるのは「土埋木」と呼ばれる切り株や倒木。江戸時代には薩摩藩へ年貢として納められた歴史もあり、森にはその名残が今も息づいています。

過酷な環境の中、千年以上の歳月をかけて育つことから、屋久杉は強い生命力を宿し、「厄過ぎ」に通じることから長寿や開運の象徴としても親しまれています。

1977年に創業した米玉利工芸は、前身である土産品・伝統工芸品の問屋から歩みを始め、屋久杉の製材・加工へと事業を展開してきました。屋久杉は「木のダイヤモンド」と称され、その美しい木目を引き出すには職人の見極めが欠かせません。

巨木に刃を入れるたび確認を重ね、最も美しい木目を導き出します。製材後は数か月から数年の自然乾燥を経て、幾段階もの加工と磨きによって、しっとりとした手ざわりと温もりある木肌が生まれます。

屋久杉の希少性と美しさを守りながら、生活に寄り添うかたちへと昇華する──「やくしまや」は、屋久杉の文化と価値を未来へとつなげるブランドです。



Buyer’s Voice 代表・松澤斉之より

「やくしまや/米玉利工芸」を知ったのは、クラウドファンディングで酒器セット「SYUKI」を企画した時でした。ご紹介を受けて、その後およそ1年にわたりプロジェクトを共に進めるご縁をいただきました。

鹿児島を訪れる中で、やくしまやの方々の温かさや誠実さ、そして営業にかける情熱に心を動かされました。屋久杉に魅せられ、その世界に深く没頭している人々の話を現地で何度も耳にしましたが、やくしまやはまさにその象徴と言える存在です。

また、やくしまやからは鹿児島の他の工芸メーカーもご紹介いただき、工房を訪問する機会にも恵まれました。地域の工芸をともに発信していこうとする強い意欲も、やくしまやの大きな魅力だと感じています。

屋久杉は伐採や流通が厳しく制限される中で、やくしまやは限られた資源を大切にしながら新商品の開発にも積極的に挑んでいます。これからも屋久杉の可能性を切り拓き、暮らしに寄り添う工芸品を届けてくれることを大いに期待しています。

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