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能登島ガラス工房

七尾湾に浮かぶ能登島。その自然豊かな環境のなかで、ガラスの制作に取り組んでいるのが、能登島ガラス工房です。作家による一点ものから、日々の食卓で使いやすい器、暮らしに彩りを添える小物やアクセサリーまで、多彩なガラス作品を生み出しています。

能登島ガラス工房の色彩は、能登の海と大地に着想を得ています。ガラスの主原料となるシリカは、能登の大地を形づくる珪藻土に多く含まれており、その土地とのつながりから生まれたのが、工房オリジナルカラーの「能登藍(のとブルー)」です。

深さのなかにやわらかさを感じる、淡く落ち着いた藍色。光を受けるたびに表情を変え、万葉集にも詠まれた古の能登の海を思わせます。主張しすぎず、料理や飲み物にも自然になじむ色合いです。

また、工房を代表する「耐熱燿変ガラス」は、透明感を残しながら、陶磁器を思わせる深みのある色彩と質感を備えています。耐熱性があり、温かい飲み物や料理にも使える、美しさと実用性を兼ね備えたガラスです。

手仕事ならではの表情を楽しめる作品が揃います。能登の海と大地、そこに注ぐ光を映し込んだようなガラスを、毎日の暮らしのなかでお楽しみください。

Buyer's Voice 代表・松澤より

ご紹介をいただき、能登島ガラス工房を訪ねたことが、今回のお取り扱いのきっかけです。
工房へ向かう車窓から見えた能登の海は、穏やかでありながら、奥行きのある藍色を湛えていました。工房オリジナルカラー「能登藍(のとブルー)」が、この土地の風景から生まれた色だと、現地に立って実感しました。

工房では、私自身も吹きガラスを体験しました。高温のガラスに息を吹き込み、わずかな力加減を見極めながら形を整えていく。息の強さや手の動き一つで姿を変えるガラスを前に、素材と向き合う難しさと、職人の確かな技術をあらためて感じました。

能登島ガラス工房は、長く島を訪れる人々に親しまれ、ガラスづくりを通して土地の魅力を伝えてきた場所です。その一方で、「能登藍」や「耐熱燿変ガラス」をはじめ、能登らしさを現代の暮らしへつなぐ製品づくりにも、意欲的に取り組まれています。

土地の風景を映した色、日常での使いやすさ、手仕事によって生まれる一つひとつの表情。地域に根ざしながら、使い手の暮らしへと視線を向けていることが、能登島ガラス工房の魅力だと感じています。

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