年次別に解説!結婚記念日の由来と意味、おすすめギフト
結婚記念日の由来や意味を年次別に解説。1年目の紙婚式から60年目のダイヤモンド婚式まで、記念日の特徴とおすすめギフトを紹介します。
結婚記念日の起源?
結婚記念日の起源は、17世紀のイギリスにさかのぼり、夫婦の絆を深めたり、感謝の気持ちを伝えたりする日として祝われていました。結婚記念日には、結婚の原点を振り返り、結婚を決めたときの気持ちを思い出し、お互いに感謝の意を示す習慣がありました。
日本では、明治時代に結婚記念日が広まりました。その背景には、明治天皇と昭憲皇太后の結婚25周年を祝った「銀婚式」の行事が大きく影響しています。この出来事をきっかけに、西洋の結婚記念日の文化が日本に紹介され、広く浸透するようになりました。特に銀婚式や金婚式といった節目の記念日が、日本の家族文化に馴染み、祝われるようになったのです。
結婚記念日はだれが祝う?
結婚記念日は、基本的に夫婦が互いに祝う日です。結婚した日を記念して、夫婦がお互いに感謝の気持ちや愛情を表現する特別な日として祝います。この日を通じて、夫婦は一緒に過ごした時間を振り返り、これからも共に歩んでいく決意を新たにすることができます。
また、近年では夫婦以外にも、子供や親が祝ってくれることもあります。特に家族が集まる機会に、お祝いの言葉やプレゼントを贈ることがあり、結婚記念日は広い意味で家族全員にとって特別な日とも言えるでしょう。
結婚記念日に贈る品のルールは?
結婚記念日の贈り物には特に決まったルールはありませんが、年数に応じたテーマや素材に基づいて選ばれることが一般的です。例えば、銀婚式では銀製のアクセサリーや工芸品、アルミ婚式では実用的なアルミ製品がよく贈られます。
また、実用性と感情を両立させた贈り物が好まれ、例えば、日常的に使えるアイテムとともに愛情や感謝の気持ちを込めたメッセージを添えることが大切です。記念日の素材を反映させた贈り物には、夫婦の絆を祝う意味が込められます。
1年目から15年目までの結婚記念日
結婚記念日には、それぞれに象徴となる素材があり、年を重ねるごとに夫婦の関係がどのように成長してきたかを感じさせてくれます。以下に、1年目から15年目までの記念日とその意味を紹介します。
1年目:紙婚式
「まだ薄くて壊れやすい関係」を象徴。紙のように白紙から新しい生活を築いていく年。
2年目:藁婚式・綿婚式
「柔軟で優しい素材」の象徴。家族としての生活に慣れ、穏やかな絆を育む年。
3年目:革婚式
「丈夫で柔軟な革」の象徴。関係がより深まり、柔軟性を持ちながらも強さを備えた年。
4年目:花婚式・書籍婚式
「美しい花」や「知識」の象徴。関係が成熟し、美しさや精神的な豊かさが加わる年。
5年目:木婚式
「堅固で成長する木」の象徴。絆がしっかりと根を張り、安定していく年。
6年目:鉄婚式
「硬くて丈夫な鉄」の象徴。夫婦の関係がさらに強固になる年。
7年目:銅婚式
「実用的で輝きが増す銅」の象徴。安定した関係に輝きが加わる年。
8年目:ゴム婚式・青銅婚式
「柔軟なゴム」や「美しく輝く青銅」の象徴。柔軟性を保ちながら絆が美しく成長する年。
9年目:陶器婚式
「繊細で温かみのある陶器」の象徴。注意深く扱うことで美しさを保てる年。
10年目:錫婚式・アルミ婚式
「柔らかく加工しやすい錫やアルミ」の象徴。互いの適応力や柔軟性を称える年。
11年目:鋼鉄婚式
「さらに強固で錆びにくい鋼鉄」の象徴。夫婦の絆が鉄以上に強まった年。
12年目:絹婚式
「なめらかで光沢のある絹」の象徴。夫婦の関係が成熟し、優雅さを増す年。
13年目:レース婚式
「繊細で美しいレース」の象徴。夫婦の間に生まれる美しさと細やかな調和を表す年。
14年目:象牙婚式
「希少で貴重な象牙」の象徴。長い年月を経て価値を増す夫婦の関係を祝う年。
15年目:水晶婚式
「透明で純粋な水晶」の象徴。夫婦の絆が清らかで透き通ったものになる年。
20年目から60年目までの節目の記念日
結婚記念日には、20年目から60年目までの5年ごとの大切な節目があります。磁器婚式からプラチナ婚式まで、年々深まる絆と共に、象徴的な素材で祝われる夫婦の関係。これらの記念日を通じて、時間と共に増す愛と価値を再確認しましょう。
20年目:磁器婚式
「精緻で洗練された磁器」の象徴。時間と努力を重ねて完成された夫婦関係を表す年。
25年目:銀婚式
「高貴で光沢のある銀」の象徴。銀のように輝き、価値が増した関係を祝う年。
30年目:真珠婚式
「深海で時間をかけて形成される真珠」の象徴。夫婦の絆が時間とともに深まったことを祝う年。
35年目:珊瑚婚式
「生命力豊かな珊瑚」の象徴。夫婦の絆が命のように育まれてきたことを表す年。
40年目:ルビー婚式
「深い赤色のルビー」の象徴。情熱と愛情を再確認する年。
45年目:サファイア婚式
「澄んだ青色のサファイア」の象徴。冷静さと深い信頼に基づく関係を祝う年。
50年目:金婚式
「最も貴重な金」の象徴。50年という長い時間の中で得た価値を祝う年。
55年目:エメラルド婚式
「緑色のエメラルド」の象徴。生命と成長を表し、成熟した関係を祝う年。
60年目:ダイヤモンド婚式
「最も硬いダイヤモンド」の象徴。どんな困難も乗り越えた夫婦の絆を祝う年。
65年目:ブルーダイヤモンド婚式
「特別な青いダイヤモンド」の象徴。希少で価値のある関係を称える年。
70年目:プラチナ婚式
「長寿で純粋なプラチナ」の象徴。夫婦の絆が最も高い価値を持つことを祝う年。
まとめ
結婚記念日は、夫婦の絆を深め、感謝の気持ちを伝える特別な日です。年を重ねるごとに、記念日にはそれぞれの象徴的な素材が存在し、夫婦の関係がどのように成長してきたかを感じさせてくれます。
1年目の「紙婚式」から、50年目の「金婚式」、さらには60年目の「ダイヤモンド婚式」まで、記念日の度に新たな意味と価値が生まれます。どんな年も、お互いの愛情と絆を再確認する大切な時間であり、共に祝うことで、幸福な未来が広がっていきます。