コンテンツへスキップ

カート

カートが空です

記事: 富士山モチーフのグラスとタンブラー。贈り物におすすめ

富士山モチーフのグラスとタンブラー。贈り物におすすめ
#工芸を知る

富士山モチーフのグラスとタンブラー。贈り物におすすめ

日本を代表する風景の一つ、富士山。青空にそそり立つ姿は、日本人の心のよりどころであると共に、海外の方にも愛される光景になっています。各地の伝統工芸では、富士山をモチーフにしたさまざまなものが作られてきました。その中から、贈り物におすすめのグラスとタンブラーを特集します。

富士山柄工芸品のお取り扱い一覧はこちら

富士山モチーフが人気の理由

昔から富士山は「霊峰」と呼ばれ、修験道の霊場になるなど、信仰や崇拝の対象になってきました。その不思議なパワーにあやかろうと、多くの絵師もその姿を作品に描いています。江戸時代には吉祥のシンボルとしての富士山のイメージも定着。日本人の心と深く結びつくモチーフとして人気を博しました。

「縁起物」としての富士山

富士山が、縁起がいいと言われる理由はその形と言われています。山頂から山裾にかけて大きく広がる姿は「末広がり」につながります。子孫繁栄や成功につながる形を身近に持つことで、良運を引き寄せよう、と多くの人は思ったのでしょう。

また、富士は「不死」にもつながります。戦国時代、多くの武将は陣羽織や兜、刀に富士のデザインを取り入れていました。富士山を身に付けることで「死」を遠ざけようという思いが感じられます。

良く知られているのは、初夢に見ると縁起がいいと言われる「一富士、二鷹、三茄子」。徳川家康が好んだモチーフ、という説もありますが、富士山がもつさまざまなパワーを、夢からもらうことで一年間の幸福を願う気持ちも受け継がれたのかもしれませんね。


波佐見焼 セラミックコーヒーフィルター | 富士山 | 燦セラ

結婚・新居・還暦などのお祝いに最適

さまざまな意味を持つ富士山のモチーフは、今もギフトの定番です。繁栄や発展の意味はは結婚や新居のお祝いにもぴったり。起業のお祝いにも、富士山に込めた想いが伝わるでしょう。

敬老の日や還暦など、長寿祝いにも富士山は好まれます。高齢の方であれば、富士山が持つ縁起の良さは知っておられるはず。「富士=不死」に込めた願いも嬉しく感じていただけます。

富士山の形の美しさもギフトとしておすすめできるポイントです。日本全国に「●●富士」の別名を持つ山や、和風庭園に富士を模した築山が作られてきたように、日本の風景に富士のシルエットはなぜかなじみます。毎日の暮らしに自然に取り入れられる縁起ものとして伝統デザインと言えるでしょう。

富士山モチーフのおすすめグラス・タンブラー

富士山モチーフの伝統工芸の中でもグラスやタンブラーは、見た目の美しさだけでなく、使いやすさも兼ね備えたものが多くあります。日本工芸堂でも人気の富士山モチーフの商品をご紹介します。


富士山と天地を描く、葛飾北斎の名画がモチーフのロックグラス「山下白雨」

葛飾北斎の「冨嶽三十六景」のシリーズのひとつ、「山下白雨(さんかはくう)」山田硝子の工房がある東京・墨田は、葛飾北斎の生誕の地として知られ、そのご縁から生まれた作品です。
「白雨」とは、夕立のこと。くっきりとした富士山と夏の積乱雲を描いた躍動感のある作品を、山田硝子のアレンジで美しいグラスとして表現しました。山田硝子の職人だからこそ実現した、至高の手仕事をお楽しみください。

江戸切子 ロックグラス|山下白雨|琥珀 瑠璃|山田硝子

富士山の色が変わる人気のグラス・タンブラー

昭和31年創業の老舗江戸硝子メーカー「田島硝子」の名前を世界に知らしめたのが、グラスの底に富士山が浮き上がったように見えるグラスでした。富士山の世界文化遺産登録を記念して作られたこの商品。グラスの底に富士山の特徴である宝永火山のくぼみまで忠実に形作り、さらに富士山が一番美しい頃の雪化粧をサンドブラストで表現しました。

受け継がれてきた江戸硝子の技法を使い、一つひとつ手づくりで作られていることにも驚くのですが、見る人の心を魅了するのは、グラスに飲料を注いだときです。透明度の高い江戸硝子は、注いだものの色をそのまま底面の富士に映します。青い飲みものを注げば、富士は青く染まり、赤い飲み物を注げば赤富士の姿がグラスの底に現れるのです。

美味しい飲み物を楽しみながら、自分だけの富士山の美しさを愛でる。そんな時間の過ごし方も一緒に贈る、特別感のあるギフトになります。

ロックグラス | 江戸硝子 富士山ロックグラス | 田島硝子

 

タンブラー | 江戸硝子 富士山タンブラー | 田島硝子
タンブラー | 江戸硝子 富士山タンブラー | 田島硝子

赤富士・青富士を楽しむ錫のペアタンブラー

人の暮らしに昔から根付いてきた金属の一つが錫です。錫はイオン効果が高く、注いだ水やお酒の中にある不純物を吸着してくれると言われて、お酒の風味をまろやかにし、美味しくしてくれると言われています。そのため、お酒を美味しくする酒器として古くから用いられており、特に宮中では日本酒を「おすず」と呼ぶこともあるそうです。

そんな錫を使い、青富士と赤富士の形に鋳造したタンブラーです。使うときには、青と赤のペアタンブラーなのですが、伏せて置くと雪をかぶった富士山の姿に早変わりします。使っているときはもちろん、使わず置いておくときも楽しめる、まさに二度美味しいタンブラーです。

大阪浪華錫器 タンブラー |富士山 タンブラーペア(赤・青)| 大阪錫器
大阪浪華錫器 タンブラー |富士山 タンブラーペア(赤・青)| 大阪錫器

ハレの日にぴったりの「富士山祝盃」

御祝の席に欠かせない日本酒をいただく盃としてのプレゼントにおすすめなのが、富士山を模したガラスの盃です。鮮やかな赤と青のガラスに雪をかぶった様子がサンドブラストで表現されています。色ガラスと白い摺りガラスのバランスは、富士山が最も美しいと言われる黄金比を模しているとか。いつでも最高の富士山を、しかも青富士と、さらに珍しく縁起が良いとされる赤富士を並べて愛でる贅沢。手の中でいつまでも見つめていたくなる、そんな盃です。

盃 日本酒グラス | 江戸硝子 青・赤 富士祝盃ペア | 田島硝子
盃 日本酒グラス | 江戸硝子 青・赤 富士祝盃ペア | 田島硝子

富士山と天地を描く、葛飾北斎の名画がモチーフ「山下白雨」

葛飾北斎の「冨嶽三十六景」のシリーズのひとつ、「山下白雨(さんかはくう)」山田硝子の工房がある東京・墨田は、葛飾北斎の生誕の地として知られ、そのご縁から生まれた作品です。

「白雨」とは、夕立のこと。くっきりとした富士山と夏の積乱雲を描いた躍動感のある作品を、山田硝子のアレンジで美しいグラスとして表現しました。山田硝子の職人だからこそ実現した、至高の手仕事をお楽しみください。
江戸切子 ぐいのみ|山下白雨|琥珀 瑠璃|山田硝子

手元で富士山を愛でる喜びを

富士山モチーフのグラスやタンブラーは、なかなか見られない美しい富士山の姿を手元で楽しむ贅沢を感じさせてくれます。繁栄や長寿の願いも込めて、祝う気持ちを伝えるのにぴったり。いろいろな贈り物に、富士山モチーフの伝統工芸を選んでみませんか?

*丹沢大山国定公園から日本工芸堂スタッフが撮影した富士山

【あわせて読みたい】
「伝統工芸の魅力」記事一覧