工芸体験の新しい接点をつくり続ける
工芸の未来を支えるのは、つくり手だけではありません。使い手が、贈り手が、伝え手が、それぞれの形でその工芸に関わり続けること。私たちは、そこに工芸の未来があると考えています。
商品を並べ、販売する。それだけで、工芸が本来持っている価値が十分に伝わるとは思えません。私たちはそう感じてきました。つくり手と使い手の間には、本来、その価値を届ける「伝え手」の役割が必要なのだと思います。だからこそ日本工芸堂は、伝え手としての役割を担いながら、「工芸体験の新しい接点をつくり続ける」という取り組みを、事業の中心に据えています。
その接点は、理解する・使う・伝えるという3つのアクションから育っていくと考えています。

産地を訪ね、職人の話を聞き、記事として届ける。そうして知った工芸を、暮らしの道具や贈り物として紹介し、必要とする人へ届ける。そして、使い手から届く声や、私たち自身が使って感じたことを、また記事やSNS、体験会というかたちで伝えていく。
知らなかった工芸に気づき、関心を持ち、やがて愛着が生まれていく――この変化は、一つの行動だけでは起こりません。理解する・使う・伝える。この3つは独立した活動ではなく、互いに影響を与え合いながら、工芸への関心を少しずつ深めていくプロセスではないでしょうか。
一つひとつは小さな行動でも、それが自然に連鎖したとき、人と工芸の関係は静かに、しかし確かに変わっていく。私たちは、伝え手として、そんな有機的な進化を後押ししたいと考えています。
日本工芸堂は、販売、記事、産地訪問記、SNSでの発信、体験会、法人ギフトのご提案——そうした日々の取り組みの一つひとつを通じて、工芸との接点を地道に広げていきます。
<日本工芸堂がつくり続ける、工芸との接点>

そして、お客様が選んでくださった工芸品の購入額の1%を、産地や職人の育成に活用しています。今日の一つの購入が、次の工芸体験をつくる土台になる。私たちは、その循環を、これから先も大切に育てていきたいと考えています。
具体的な取り組みの一つひとつは、下記の実践記録でご紹介しています。
