高崎だるま
高崎だるまとは、群馬県高崎市とその周辺地域で作られているだるまの総称です。高崎市の豊岡地域を中心に、200年以上にわたって作り続けられてきました。
伝統的な高崎だるまは、ふくよかで丸みを帯びた姿と、鶴と亀を取り入れた顔立ちが特徴です。眉は鶴、鼻から口元にかけての髭は亀を表し、「鶴は千年、亀は万年」といわれる長寿の象徴が、その顔立ちに込められています。
腹には「福入」、両肩には「家内安全」「商売繁盛」「大願成就」「目標達成」など、願いを込めた文字が記されます。このように文字を施しただるまは全国的にも珍しく、開業や会社設立、就任、長寿、合格祈願など、迎える節目や願いに合わせて選ぶことができます。
底を低く、重心を安定させた形は、転がしても起き上がる「七転び八起き」の姿。困難に直面しても心を落ち着け、何度でも立ち上がる忍耐を表しています。願いを定めて片目を入れ、成就したときにもう片方の目を入れる風習も、目標に向かう時間をともに過ごす、だるまならではの文化です。
現在では、受け継がれてきた技法を生かしながら、伝統的な赤色に限らず、さまざまな色や意匠の高崎だるまが作られています。暮らしに取り入れやすいものから、企業名や店名を入れたものまで、時代に合わせて表現の幅も広がっています。
高崎だるまは、平成5年に群馬県の「ふるさと伝統工芸品」に指定されました。平成18年には「群馬県高崎市及びその周辺地域産のだるま」として地域団体商標に登録されています。願いを託す縁起物として、また人生や仕事の新たな門出を応援する贈り物として、今も多くの人に親しまれています。
高崎だるまのブランド一覧
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