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光春窯

【波佐見焼】

光春窯は長崎県の波佐見という、唯一の海に面していない町に位置しています。この地域は江戸時代から窯業の歴史が続いており、光春窯もその中尾山で設立されました。現在のオーナーである馬場春穂は、京都で修業を積んだ後、1984年に帰郷し、何十年もの間、理想の食器を追求してきました。

光春窯は、日常の生活に魅力を加える食器を制作することに重点を置いています。この窯は伝統的な技術を受け継ぎつつも、シンプルなデザインで使いやすい食器を生み出しています。これらの食器は、テーブルに配置すると控えめながら、周囲の雰囲気を柔らかく包み込みます。耐久性のある素材を使用しているため、長く愛用できる食器を提供しています。

また、光春窯は繊細な色使いにもこだわります。様々な種類の釉薬を研究し、絶妙な焼成条件との組み合わせから生まれる多彩な色彩と色調の逸品を提供しています。

これらの作品を直接見て、触れて、楽しんでいただけることを願っています。光春窯の食器は、日常の食事や特別な食事をより豊かなものにするでしょう。


Buyer’s Voice 代表・松澤より

光春窯を訪ねたきっかけは、日頃からお取引のある波佐見の窯元からの紹介でした。同じ産地で長く器づくりに携わり、この土地のものづくりを知り尽くした方です。「腕がよく、品のいい器をつくる窯です」。その一言に惹かれ、中尾山の坂道を登って工房とショップを訪ねました。

かつては多くの窯でにぎわったこの山も、いまでは営む窯がずいぶん少なくなったそうです。そんな話を聞きながら歩いた道の先で、光春窯の器と出会いました。その日持ち帰った器は、いまも自宅の食卓で使っています。愛らしい見た目に惹かれて選びましたが、使ううちに手になじむ心地よさに気づき、いまでは欠かせない器になりました。

「ほたるメダカ」のカップも、描かれたメダカの姿に思わず目が留まる品です。飲み物を口にするひとときに、水辺の小さな自然の気配が添えられます。

産地の移り変わりのなかで、中尾山に窯を構え、器をつくり続ける光春窯。気負わず使えて、ふと眺めたくなる器には、日々の暮らしに寄り添うやさしさがあります。日本工芸堂は、そんな光春窯の器をこれからも大切にご紹介していきます。

>【伝統工芸の旅】波佐見焼の中尾山と数々の器のつくり手を訪ねて

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