岩鋳
南部鉄器は江戸時代に茶の湯の文化とともに栄え、南部藩主の支援を受けながら技術が磨かれ、湯釜や鉄瓶などとともに全国的に名声を得ました。岩鋳は明治35年に創業し、南部鉄器の伝統を守りながらも現代の生活に合った製品作りに取り組んできました。
県内では唯一の一貫生産体制を整え、デザインから販売までを手掛けており、年間100万点以上の製品を国内外に提供しています。岩鋳の製品は丈夫でありながらも使うたびに愛着が深まる道具として知られています。
急須やキッチンウエアの製造販売において、カラーリングされたアイテムが人気です。また、海外デザイナーによる南部鉄器シリーズの製造や海外販路の開拓にも力を入れています。
岩鋳は伝統を守りつつも新しい伝統の創造にも積極的に取り組んでおり、現代の感覚に合った製品を提供し南部鉄器の未来を創り出しています。