江戸切子の輝きに新しい感性を添えたぐい呑
思いと願いを込めた文様の着物を纏う切子
日本の伝統工芸の中でも、海外からの人気も高いものが江戸切子。さまざまな伝統的紋様を繊細な技術で色ガラスに刻み、輝く宝石のような世界を作り出す。
その中で、伝統の技術とデザインを、若い感性でアレンジした小ぶりのグラスが生まれた。グラス全体を着物に見立て、真ん中には帯のように擦りガラスが入っている。これにより、これまでの江戸切子のイメージを超え、持ちやすさも兼ね備えたぐい呑グラスになった。
このグラスに刻まれた、円が連鎖する文様は「七宝つなぎ」と呼ばれるもの。花のようにも星の用にも見える模様は着物の柄としても人気で、円満、調和の吉祥紋。結婚のお祝いとしてもおすすめだ。
新たな伝統に挑戦する心意気が生んだグラス
Harekirikoを作っているのはミツワ硝子工芸。若い職人も多い、江戸切子の工房だ。Harekirikoは、工房とデザイナーがコラボして、新しい工芸を生み、世界へ発信する「東京手仕事」の1つとして生まれた。
若いデザイナーからの提案を受けた時、職人は「グラスの真ん中に帯を入れたデザインはせっかくの模様が隠れてしまう」と心配だったという。
しかも、非常に高度な技術も必要だった。しかし試行錯誤して取り組むうちに、職人は新たな切子の世界を生み出す楽しみも感じていた。
楽しみながら挑戦を続ける。それは、伝統を受け継ぐだけでなく、進化させようとする、江戸時代からつながる職人たちの心意気にほかならない。
商品詳細
生産地 | 埼玉県草加市 |
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素材 | ガラス |
サイズ | 直径5.6×高さ6cm |
重さ | 200g |
使用上のご注意
- 強い衝撃は破損につながりますのでご注意ください。
- ぬるま湯に食器用中性洗剤を薄めに溶かしたものに浸し、やわらかい布かスポンジで丁寧に洗うようにします。特に柄つきのスポンジは洗うのに適しています。
- 強い衝撃と急激な温度変化は避けてください。