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カート

カートが空です

東亜硝子工芸

江戸切子


ガラスと光の共演
「光を仕掛ける」伝統工芸士の技

繊細なカットが作る複雑な模様で世界を魅了する伝統工芸「江戸切子」。中でも東亜硝子工芸の江戸切子はクリアなガラスの透明感と輝きにこだわったデザインで人気の工房です。

東亜硝子工芸の江戸切子の大きな特徴は色ガラスの部分を大きく削り、透明なガラスの割合を多くしたデザイン。光を通す透明ガラスと細い色ガラスのラインが印象的なデザインは、東亜硝子工芸の伝統工芸士、鍋谷聡さんによるものです。自然をモチーフにした柔らかな曲線が特徴のデザインは、多くの賞も受賞しています。

なによりこだわっているのは「クリア」さ。透明部分をつややかに磨き上げ、しっとりした艶となめらかさを出していきます。透明なクリスタルガラスは光の当たり具合で輝きが変化。時間による光の変化、自然光と照明の違いなど、光によってさまざまに表情を変えます。この光をどのように見せるか。いかに楽しんでもらうか。それこそが、職人がデザインの中に込めた「光の仕掛け」なのです。


ウィスキーボトルの加工から江戸切子へ
のべ200人以上の職人を育てた工房

東亜硝子工芸の創業は1960年。酒造メーカーのウィスキーボトルのカットを手掛ける工場として多くの職人を抱え、先代の鍋谷馨さんは、200人以上の職人を指導してきました。その後、江戸切子の制作にシフトしていき、現在では、技術や技能の継承に力を入れている企業を表彰する「大田の工匠」に、親子二代で選定。さらに、先代の馨さんは東京都が選定する東京マイスターに、息子の聡さんは伝統的工芸品伝統工芸士に認定されました。

江戸切子の技術を磨き続ける聡さんは、波の底に菊の花を潜ませるというデザインの「光華」で注「現代の江戸切子」の代表作家の1人にも選定。その後も、花と光をテーマにした多くの作品で「江戸切子新作展」での受賞を重ねています。

Buyer's Voice  代表・松澤斉之より

光の広がりで豊かになるガラスの表現
江戸切子の楽しみ方が変わる

シャープなカットに反射する光の煌めきが美しい。そんな江戸切子のイメージを少し変えてくれたのが、東亜硝子工芸の鍋谷さんの江戸切子でした。マットではなくクリアな色ガラスがほんのりと残ったデザイン。魚子のような細かいカットも連なる縦の大きなカットも、色ではなく、透明な部分に当たる光の広がりから目が離せなくなりました。「透明なガラスがどのように表情を変えるかを考えて削る。だから、手ではなく目で削っている」とも語る鍋谷さん。丸みを帯びたグラスの形状も光が一番美しく見えるものをと選んだと聞くと、どんな光を見せてくれるのか、いろいろな光を試してみたくなります。江戸切子の新しい楽しみ方を教えてもらった、そんなグラスです。

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