中に入れるものを柔らかく包む
別府竹細工、伝統のかご
細い竹ひごで編み上げた
竹の「鉄鉢」
僧僧侶が托鉢する際に、食べ物を受けるために持っていた鉄製の丸い鉢が「鉄鉢」。その形を模して竹製品を作ったのは竹工芸で人間国宝になった生野祥雲斎だと言われている。
竹細工で知られる別府でも、竹の鉄鉢は伝統的に作られてきた。 鉄鉢の底を飾るのは、竹細工の代表的な編み方「花六ツ目編み」。
花六つ目編みは二枚の六つ目編みを縫い合わせて出来上がる。そんな花六つ目編みを底に使うことで、強度が増し、暮らしの中で使いやすいかごになっている。
二色の竹が醸し出す華やかな世界は、そのままインテリアとしても成立するが、中に入れたものの色が編み目の隙間から見える様も、何気なく置いておくだけで、暮らしを彩るアイテムとして溶け込ませてくれるだろう。さまざまな暮らしの思い出と一緒に、飴色に変化する様も一緒に楽しんでいただきたい。
1本の竹ひごにもこだわる
繊細な職人の技
山下工芸は、竹細工の産地、大分県別府市で、さまざまな竹細工を作っているメーカー。竹の特性と、竹細工職人たちの技術を知り尽くしているからこそできる、新たな商品造りにもチャレンジしている。
花六ツ目鉄鉢は、花六ツ目編みを愛し、ひたすらに花六ツ目編みで竹細工を生み続けている熟練の職人が編み上げたもの。竹ひごは、職人が自ら竹を厳選し、一本一本ひごにつくったものを使用しているこだわりようだ。
竹の外側をひごを作って丁寧に編み込んだ鉄鉢は強くしなやか、中に入れるものをやわらかく包み込んでくれる。伝統的なものでも、現代の暮らしの中をより豊かにしてくれる「何か」を持っている。そんな山下工芸の思いが伝わる逸品だ
商品詳細
生産地 | 大分県別府市 |
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素材 | 竹 |
サイズ | 直径20×高さ7cm |
重さ | 80g |
使用上のご注意
- 強い衝撃は破損につながりますのでご注意ください。
竹細工の素材加工シーン(1分12秒)