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東京手仕事

「東京手仕事」とは

「紺屋町」「鍛冶町」「南鞘町」「新銀町」。古い東京の地名には、職業を表しているものが少なくない。江戸はさまざまな技を持つ職人たちが活躍した町だった。
江戸の職人たちが作り出す品々は、「粋」を愛する庶民に愛され、磨かれ、「工芸品」となっていく。その伝統は、町の名前が「東京」に変わった今も変わらない。
東京ならではの感性が作り上げた伝統工芸品を多くの人に知ってもらいたい。優れた機能性を持ち、美しいスタイルで暮らしを豊かに彩る工芸品を、今の暮らしの中でも使ってもらいたい。
そんな思いから生まれたのが「東京手仕事」。2015年より、東京都と東京都中小企業振興公社が推進するプロジェクトだ。
「東京手仕事」の特徴は、伝統に現代風のアレンジを加えて、「今」の生活を豊かにする商品を世界に発信していること。そのために、職人とデザイナーがチームを組んで、アイデアや意見を交換しあうプロセスがある。
それぞれの世界の「しきたり」や「きまりごと」を知らないからこそできる、新たなチャレンジによって、「現代の粋」を具現化した伝統工芸品が生まれている。

100年以上受け継がれる、東京の伝統工芸品

江戸切子、江戸木目込人形、東京銀器、江戸更紗、東京打刃物、東京七宝・・・。東京には、100年以上受け継がれているさまざまな伝統工芸がある、というと、意外に感じる人もいるのではないだろうか。
江戸に居城を開いた徳川家康は、全国からさまざまな職人を集めた。集められたのは、城を造る大工や、刀を造る鍛冶だけでなく、諸大名の江戸屋敷からの需要に応える染め物職人や家具を造る指物職人など。
ひとつの場所にこれだけバラエティに富んだ職人が集まるという稀有な現象が起きたのは、江戸という活気あふれる町を形作るために、必要だったから、といえるだろう。
その後、一大消費地に発展した江戸の職人たちは、「粋」に代表される町人のニーズに応えるように、手仕事の技を向上させる。輝く切子や銀器、華やかな小紋染など、暮らしに使われる品でありながら「逸品」と言うにふさわしい工芸品が次々に生まれていった。
1982年。そんな技を受け継ぐ伝統工芸品を、東京都は「東京都伝統工芸品」に指定した。その要件は4つ。

  • 製造工程の主要部分が手工業的であること
  • 伝統的な技術又は技法により製造されるものであること
  • 伝統的に使用されてきた原材料により製造されるものであること
  • 都内において一定の数のものが その製造を行っていること

現在、これらの要件を備え、地域の文化を担う役割を果たしている地場産業、40品目が指定されている。

東京手仕事のブランド一覧

忠保 / 埼玉県越谷市


1964年創業の忠保は五月人形の甲冑づくり一筋に取り組んできたメーカー。日本の「総合工芸」といわれる甲冑の技術を生かしたボトルアーマーが海外で人気を博している。
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柿沼人形 / 埼玉県越谷市


江戸時代、京都で生まれた「木目込人形」の技術は、その後「江戸木目込人形」として東京で発展。1950年の創業の柿沼人形は、表情豊かな招き猫を世界へ発信している。
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 廣田硝子/ 東京都墨田区

 
1899(明治32)年からガラス製造をつづける、東京で最も歴史あるガラスメーカーのひとつ。熟練の技術を受け継ぎながら、現在のインテリアに調和する商品を作り続けている。
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haku硝子/ 東京都江東区


「使ってみたい」と思わせる、日常の中の新しい江戸切子にこだわる職人・三田村義広さん。伝統的な江戸切子の技術を現代に伝える。
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