香蘭社
【有田焼】
香蘭社は、明治期に深川栄左衛門によって、有田焼の新たな用途開発と輸出に乗り出し、業界を牽引してきた創業130年の窯元です。
明治8年以降、相次いで世界各国で行われた万国博で数々の名誉金牌を受賞。 海外でも評価を高めるとともに、明治29年には宮内省御用達の栄にも浴しました。
『香蘭社』の製品は、有田磁器独特の白く硬い透明な生地の上に、 優雅な染付と華麗な赤絵を配した典雅な文様、18世紀ヨーロッパで愛好された 金銀彩のルリ釉もの、心がなごむグリーンシリーズ製品など多彩を極めています。
『香蘭社』の製品は、すべて伝統を誇る有田色絵磁器の多様な文様を集大成し、 有田の伝統様式を一歩前進させたとして評価され、「香蘭社スタイル」とも「香蘭社調」とも呼ばれ、 広く親しまれています。