ミツワ硝子工芸


ミツワ硝子工芸

江戸切子の次の世代を見据え若い世代と伝統を育む

若き職人たちと江戸切子の新しい世界を目指すメーカー

昭和46年創業のミツワ硝子工芸は、江戸切子の工房の中でも、多くの職人を抱える「メーカー」として知られる。1つひとつ手作業で作られる江戸切子。それぞれの職人が、それぞれの技術を活かして商品を作成することで、比較的手に入りやすい、汎用品のラインも揃えることができた。

ミツワ硝子のもう一つの特徴として、若い職人が多い、ということもあげられる。20代、30代の職人たちが多く集い、日々、その技術を磨いているのだ。そこには、日本の伝統工芸全体が抱えている「後継者不足」を積極的に解決しよう、そして、江戸切子の伝統を次世代につないでいこう、という意志も感じられる。

そんな思いに共感し、ミツワ硝子工芸で修行を続ける若者たちの中には、18人しかいない江戸切子の伝統工芸士が1人いる。少なくとも12年以上の実務年数が必要とされる、江戸切子の伝統工芸士。若いながら、そんな称号を手に入れた職人が育っているのは、ミツワ硝子工芸の「次世代の職人」を目指す思いがしっかりと受け継がれているからなのだろう。

斬新なデザインで江戸切子を若者の手に

ミツワ硝子工芸の江戸切子は、伝統の文様でありながら、そのイメージを一新する大胆なデザインや、細かい細工が考えられたデザインが施されているものが多い。例えば市松模様のグラスは、細かい市松模様ではなく、グラスを上下に二分して市松模様を刻んだもの。よりシンプルで、力強いデザインのグラスになった。また、人気の富士桜文様は、「透ける」というグラスの特徴を活かし、正面に富士が刻まれた面を置くと、その向こうに月がかかっているように見えるように作られている。これらもまた、若い職人ならではの感性が作った、江戸切子といえるだろう。

そんな中で、ミツワ硝子工芸が取り組んだのが東京手仕事。若いデザイナーと若い職人がタッグを組んで取り組んだ江戸切子のグラスは、伝統的な江戸切子の文様を刻みながら、今までの江戸切子にはなかった斬新なデザインが話題になった。しかも、商品が収められるパッケージにもこだわる感性は、遠かった江戸切子を、ぐっと若者の世界に引き寄せてくれた。

伝統のデザインや技を使いながら、現代の感性がいきる商品を作ること。江戸切子を次世代につなぐための挑戦が、ミツワ硝子工芸の商品からは感じられるのだ。

(BUYER’S VOICE):

若いファンを作り、育てる江戸切子

若い感性を活かした商品も多い、ミツワ硝子工芸の江戸切子。多くの職人を抱えているからこそできる、汎用品のラインは、若い世代にとって江戸切子の世界への入り口にもなっている。若者が、江戸切子ならではの輝きを手に入れ、自分の暮らしに取り入れることで、江戸切子の新たなファンも育っていくだろう。職人だけでなく、消費者も育てる。そんな好循環も生まれているように感じる。

中でも、東京手仕事支援対象商品の江戸切子「Harekiriko」は、デザインや使い勝手だけでなく「ギフト」という使い方まで提案してくれた、新しい商品。中に入っている切子グラスのデザインを彷彿とさせる筒状の可愛らしいギフトボックスは、パッケージだけ飾っておきたいほどの完成度。女性へのプレゼントや、結婚式の引き出物などにもぴったりだ。

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